【限りなく実業界に近い村上龍】 [テレビ・ラジオ]
私は高校から大学に進学する頃、村上春樹とか村上龍の小説をよく読んでいました。
あまり内容は良く判らなかったのですが、なんとなく文章が好きで好んで読んでいました。
たぶん私生活では絶対接点がなさそうな内容に興味をひかれたのではないかと思います。
なんか人間臭さがあまり感じられない村上春樹とドロドロした内容の村上龍ではあまり共通点はないのかもしれませんが、私のなかでは何故か同じくくりになっています。
村上龍の有名な作品「限りなく透明に近いブルー」では、ドラッグとか荒廃した生活を送る主人公が描かれており浮世離れというか、一般社会とは隔絶したところで生きている人を想像していたのですがテレビの司会者をするとは思いませんでした。
1987年から始まった「Ryu's Bar 気ままにいい夜」という番組で見た村上龍は、
私の想像とは全然違う人でした。
何でも「したり顔」で語るニヒルな人かと思ったら、とても「ふつう」な感じがしました。
わからないことを「ふつう」に「わからない」と言い、人に対してストレートに疑問をぶつける、
そんな感じがとても印象に残りました。
しかも番組にくるゲストも芸人とか私にとってはふつうの人で、もっと難しい話しかしない人じゃないかと思ったのですが、身近なことをなんだか一生懸命話している感じがしました。
なんか不器用な感じで…。
その次に意外だったのは、この本でした。
「13歳のハローワーク」、子どもに職業を紹介する本です。
子供とか、職業とか、なんか結びつきませんでした。
でもテレビでのトークなどを見聞きしているうちに、「こういう人なんだな」って思うようになりました。
実業とかと無縁な人かと思ったのですが、未来のことを考えて実業との接点の大切さを説きたいのかなって。
現在、放映しているこの番組、
「カンブリア宮殿」を観たときには、「村上龍」らしいなって思いました。
毎回、経済界で話題の人をゲストに招き「商売」について聞く番組ですが、とても「素朴な」質問を投げかけていろいろな言葉を引き出します。
質問は素朴な感じですが、きちんと考えながら選んだ質問をしているのだと思います。
床屋の待ち時間の暇つぶし用に買った文庫本
『カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言』
のまえがきにはこんなことが書かれていました。
いろんなことを考えていながらも、なんか素朴に質問する感じが、何でも分かったようにインタビューする人に比べると信用できるような気にさせられます。
何となく私の様な凡人でも思いつきそうな視点でインタビューしている気にさせますが、意外にそうでもないことに気づかされたりします。
難しいことも言うわけでもなく、でもとても「真面目」に物事に向き合っている感じがします。
テレビに出演する人の中で好きな人の一人です。
ちなみにこのブログに映画や音楽のジャンルがあるのに本の紹介というジャンルがないのは…、
私、あんまり本を読まないからです。特に小説は。
ですので最近の彼の本は読んでいないので小説家としての最近の村上龍は全く判りません…。
あまり内容は良く判らなかったのですが、なんとなく文章が好きで好んで読んでいました。
たぶん私生活では絶対接点がなさそうな内容に興味をひかれたのではないかと思います。
なんか人間臭さがあまり感じられない村上春樹とドロドロした内容の村上龍ではあまり共通点はないのかもしれませんが、私のなかでは何故か同じくくりになっています。
村上龍の有名な作品「限りなく透明に近いブルー」では、ドラッグとか荒廃した生活を送る主人公が描かれており浮世離れというか、一般社会とは隔絶したところで生きている人を想像していたのですがテレビの司会者をするとは思いませんでした。
1987年から始まった「Ryu's Bar 気ままにいい夜」という番組で見た村上龍は、
私の想像とは全然違う人でした。
何でも「したり顔」で語るニヒルな人かと思ったら、とても「ふつう」な感じがしました。
わからないことを「ふつう」に「わからない」と言い、人に対してストレートに疑問をぶつける、
そんな感じがとても印象に残りました。
しかも番組にくるゲストも芸人とか私にとってはふつうの人で、もっと難しい話しかしない人じゃないかと思ったのですが、身近なことをなんだか一生懸命話している感じがしました。
なんか不器用な感じで…。
その次に意外だったのは、この本でした。
「13歳のハローワーク」、子どもに職業を紹介する本です。
子供とか、職業とか、なんか結びつきませんでした。
でもテレビでのトークなどを見聞きしているうちに、「こういう人なんだな」って思うようになりました。
実業とかと無縁な人かと思ったのですが、未来のことを考えて実業との接点の大切さを説きたいのかなって。
現在、放映しているこの番組、
「カンブリア宮殿」を観たときには、「村上龍」らしいなって思いました。
毎回、経済界で話題の人をゲストに招き「商売」について聞く番組ですが、とても「素朴な」質問を投げかけていろいろな言葉を引き出します。
質問は素朴な感じですが、きちんと考えながら選んだ質問をしているのだと思います。
床屋の待ち時間の暇つぶし用に買った文庫本
『カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言』
のまえがきにはこんなことが書かれていました。
企業の経営戦略にしても似たようなことが言える。ある成長企業の戦略がすべての企業に有効なわけではない。だから「カンブリア宮殿」では、わたしはその点にもっとも注意を払っている。
(中略)
そんな当たり前のことを、ほとんどのマスメディアはどういうわけかあまり考慮しない。単に成功者や成功している企業の成功の「秘訣」を無批判に紹介しがちだ。
そしてマスメディアのそういった態度は、現在安易に「金言」が求められている社会風潮とリンクしている。わかったような気にさせてくれる報道しかできない大手既成マスメディアがあり、わかったような気になりたい人がいて、不幸なことに両者が結びついている。
『カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言』まえがき より
いろんなことを考えていながらも、なんか素朴に質問する感じが、何でも分かったようにインタビューする人に比べると信用できるような気にさせられます。
何となく私の様な凡人でも思いつきそうな視点でインタビューしている気にさせますが、意外にそうでもないことに気づかされたりします。
難しいことも言うわけでもなく、でもとても「真面目」に物事に向き合っている感じがします。
テレビに出演する人の中で好きな人の一人です。
ちなみにこのブログに映画や音楽のジャンルがあるのに本の紹介というジャンルがないのは…、
私、あんまり本を読まないからです。特に小説は。
ですので最近の彼の本は読んでいないので小説家としての最近の村上龍は全く判りません…。
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