【「このコースに打ってみろ!」パターン別に解説してみました「チョイうま卓球理論8」】 [スポーツ]
前回記事 【フォアからどんなコースを狙っていけばいい? 「チョイうま卓球理論7」】 の続きです。
パターン別に「どの様なコースに返球したら効果的か?」を解説していく2回目です。
前回から「自分のフォア側にバウンドしたボール」の返球についてお伝えしてきました。

そんな場合はどんなコースを狙っていったらいいでしょうか?
相手はどんなコースにも対応すべく体制を整えているわけですから、通常のラリーであることを考えると、次の『チャンス』を待つためのラリーを確実に続けることを考えるのが良いと思います。
相手にフォアを打たせない様にバック側を攻めていくのが良いのではないかと思います。
特に自分が多少飛びつき気味でないと間に合わない状態ですと相手のフォア側にチャンスボールになってしまうことも多いので、相手の強烈な攻撃を避けるためにバック側に打って様子を見ます。
コースが甘かったり、緩すぎるボールですと簡単に回り込まれてフォアハンドで打たれてしまいますから注意が必要です。
また、自分のフォア側から相手のバック側への返球は『ストレート』の打球ですから振り遅れると相手のコートに弾むことなく『即アウト』になるので振り遅れに気をつけます。
相手の打球に追いつくのに精いっぱいで例えばバックスイングが遅れ気味の場合には振り遅れになる確率が高くなりますので、そんな時はサイドラインを切ってアウトになるリスクを避けるためにコースを突くことができず甘い返球になる覚悟でフォア側に打つようにした方が良いかもしれません。
今回のパターンを図で表すとこんな感じです。

打球はクロスに飛んでくるボールです。
クロスボールの特性は2つです。
1つは相手の打球した位置からスタート地点、つまり自分のコートに弾むまでの距離が比較的長いので、その時間も長いボールになりやすいので球速が同じならバウンドするまでの時間的な余裕はストレートボールよりもあるということです。
もう1つは後ろで打てば打つほど台の中心から遠ざかっていくことです。
前々回の記事で解説しましたね。
↓ 前々回記事はコチラ
【卓球の横の動き 『ストレート?』 『クロス?』の特性を知る 「チョイうま卓球理論6」】
定位置に戻る途上であったら、もう一度フォアを突くのが効果的です。
バック側に戻ろうとしているところにもう一度フォア側を突かれると態勢が更に崩れていくことが多いからです。
こんな時はタイミング早く返球されればされるほど相手はきつくなってきますので、バウンドしてすぐに打つカウンターが効果的です。
『強いボール』よりも『速いボール』を心がけましょう。
更に相手の打つ態勢が悪くフォア側にかなりの重心が移っていて定位置に戻るのが遅いようなケースではバック側に狙うと効果的です。
追いつけないためにミスをしたり、チャンスボールが来るからです。
このケースではどんなコースでも回り込んでフォアで打ち込むような気持ちで次のボールを待ちます。
相手は比較的余裕を持って打ってきており、こちらにそんなに余裕がない状況です。
相手が既に定位置に戻って万全な体制の場合には、上記の【パターン1-2】に似ています。
しかしクロスボールの特性として台の中心から遠ざかっていく奇跡を描くので、相手のバック側に打つのはちょっとでも振り遅れると『即アウト』になってしまうリスクがストレートボール以上です。
ですから何としてもクロスに打っていきましょう。
振り遅れれば相手にとって『チャンスボール』になってしまうリスクは高いですが、『アウトになるよりははるかに良い』のです。
ラリーを続けることが最優先であることを考えるとまずは相手のコートに入る確率が高い返球を心がけることです。
自分のミスボールが思わぬコースを突く結果にだってなるのが卓球というスポーツです。
ハイレベルなゲームならともかく、「チョイうま」レベルで最も大切なのは『とにかく相手のコートに入れてラリーを続けること』です。
クロスに来たボールに差し込まれたらストレートを狙うのはハイリスクであることを覚えておきましょう。
今回のパターンを図で表すとこんな感じです。

バック側にストレートに来るボールは、距離が短くて到達時間が速いこともあり、フォアで回り込むのはリスクも高く難易度が高いのでバックハンドで返球するのが良いでしょう。
その場合、相手にとって想定する球種を読みやすいのでその分コース選定は大事です。
この時に気を付けたいのが相手がフォアを振りぬく余裕が無いと判断してバウンド直後のボールを「当てに行ったボール」が自分のフォア側にうまく返球され逆に自分にとってカウンターになってしまう、というようなケースでしょうか…。
カウンターを繰り出した時には『カウンター返し』が自分のカウンターになって墓穴を掘らないように注意にしましょう。

もちろんバック側にも効果的なボールが打てます。
その場合には是非、『サイドラインを割る』ボールを狙っていきましょう。

上の図のようにサイドライン上を通過するボールです。
自陣のバック側から相手コートのバック側への返球は『クロスボール』になりますから、『サイドライン割れ』のボールを打つことが可能なのです。
これがストレートボールと異なるコースの狙い方です。
特に短いボール、つまり自陣へのバウンドがネットに近いボールの返球は『よりきつい角度』で『サイドライン割れ』のボールを狙うと相手は苦しいはずです。

バックはフォアよりも即応しやすい打法ですが、フォア側に態勢が崩れた状態でここまできついコースを突かれればミスの誘発もしくはチャンスボールを返してくれる公算が高まります。
従ってコースが甘い相手のバック側に速めのボールを返すのは意外に危険です。
バウンド直後にうまくバックハンドを合わせられて少しプッシュ気味打たれると一気に窮地に立たされます。
ですからスピードよりコースを慎重に狙っていくのがその後の展開には有利ではないかと思います。
先ほどの『サイドライン割れ』の短いボールを出してはどうでしょう。
今回のパターンを図で表すとこんな感じです。

クロスボールです。特徴はバックに差し込んでくる可能性のあるコースです。
速いボールですとフォアハンドと違って『飛びつく』というような打ち方は難しいので、『素早く反応してラケットを出す』のが有効です。
バックハンドは基礎をマスターすれば、当てて返しやすい打法ですから『素早く反応して適切な角度でラケットにボールを当てられるかどうか』が勝負です。
クロスボールはストレートにカウンターを打たれるのが一番怖いのです。
ただ、当然打つ方はそれを意識していますので早く定位置に戻ることを意識しています。
ですから、クロスに来たボールだからと言ってすべてのケースでストレートにカウンターを打つのが効き目抜群となるわけではありません。
しかし、それまでのラリーの流れなどで『苦し紛れ』に打ってきたクロスボールやバランスを崩すなどしてバック側にいたまま、もしくは定位置への戻りが遅れているようなケースではストレートへのカウンターは絶大な効果を発揮します。
初心者はとかく『最も高い位置』でスマッシュなどの『強いボール』を決定打としたくなるところですが、『速いタイミングの速いボール』が『強いボール』に勝るケースもあるのです。
ちなみに『逆を突いて』もう1本バックの深いボールを打つという手もありますが、逆を突かれてもバックは反射神経の良い相手だとラケットに当ててきます。手が届けば『まぐれ』でもラケットに当たりますし、うまく返球されてしまうこともあります。
しかしこのケースのフォアストレートへのカウンターなら『ノータッチエース』も狙えます。
ラケットに当たらなければ『まぐれ』は絶対に起きないのです。
何故なら一度は相手コートにバウンドさせなければならないので、必ずサイドラインより内側に寄っていくボールしか打てないからです。

やっぱりバック側に厳しいコースを突きたいところです。自分の状況次第ですが、できるだけ『サイドライン割れ』のボールを狙っていきましょう。
ちなみに私はこのコースは必殺技として回り込んでフォアハンドで弾道の低い速いボールを厳しい『サイドライン割れ』に狙っていくのを得意としています。
いくら定位置で構えていても一撃で相手を仕留めることができる必殺打としています。
ただ、回り込んで厳しいコースで狙うのは難易度が高いですから、できるならバックハンドでプッシュした鋭いボールを『サイドライン割れ』狙いでいきましょう。
ちなみ回り込んでフォアハンドで相手のフォア側を狙うという選択肢もありますが、私はバック側への必殺コースとは逆にこのフォア狙いの回り込みフォアハンドを結構ミスします。
力んでしまうせいか、結構な確率でこっちが『サイドライン割れ』を起こしてアウトしてしまうんですね。
回り込みで左右に確実に打ち分けられると相手にとって『嫌な相手』になれるのですが、相手の虚を突いて相手も焦っているところで、こっちがミスると相手は『ラッキー♡』って感じでペースに乗せちゃったりするんですよね(^_^;)
ということで、無理して難易度のある打ち方をしてミスをして相手を調子に乗らせるよりも確実にコースを狙って『勝ちに行く』のも戦略のひとつとして覚えておきましょう。(自戒も込めて…)

【「打点」の高さを意識する】
【ネットからの距離が与える打球への影響と卓球の特性】
【「高さ」を意識して打球する コントロールがモノを言う】
【ピンポンが卓球に変わる 「回転(スピン)・下回転」を知る】
【ドライブの軌跡は? 「回転(スピン)・上回転」を知る】
【卓球の横の動き 『ストレート?』 『クロス?』の特性を知る】
【フォアからどんなコースを狙っていけばいい?】
【「このコースに打ってみろ!」パターン別に解説してみました】


会場の『国立代々木競技場 第一体育館』はこんな感じ

プレー中は静まりかえり固唾を呑んで見守ります

ニッポン!ニッポン!はやっぱりコレ!

ミスした時にため息はご法度です(笑)

下の記事は私と息子で観戦した世界卓球のレポートです。
卓球も世界レベルはみごたえ充分です!
⇒ 【『世界卓球』観戦記 スーパープレイと感動をもらった! 2014年 in 国立代々木体育館】
2014年世界卓球団体選手権東京大会/公式サイト
テレビ東京 世界卓球特設サイト
水谷隼 オフィシャルサイト 公式ホームページ
水谷隼 Amebaブログ
石川佳純オフィシャルウェブサイト
塩野真人の On your mark!
パターン別に「どの様なコースに返球したら効果的か?」を解説していく2回目です。
前回から「自分のフォア側にバウンドしたボール」の返球についてお伝えしてきました。

【パターン1‐2】相手が定位置にいる場合
相手が比較的遅いボールや深い位置の打点からの打球の場合、時間的に余裕があるのでこちらが返球しようとした時には既に守りの堅い『定位置』に戻ってしまっていることも多いです。そんな場合はどんなコースを狙っていったらいいでしょうか?
相手はどんなコースにも対応すべく体制を整えているわけですから、通常のラリーであることを考えると、次の『チャンス』を待つためのラリーを確実に続けることを考えるのが良いと思います。
相手にフォアを打たせない様にバック側を攻めていくのが良いのではないかと思います。
特に自分が多少飛びつき気味でないと間に合わない状態ですと相手のフォア側にチャンスボールになってしまうことも多いので、相手の強烈な攻撃を避けるためにバック側に打って様子を見ます。
コースが甘かったり、緩すぎるボールですと簡単に回り込まれてフォアハンドで打たれてしまいますから注意が必要です。
また、自分のフォア側から相手のバック側への返球は『ストレート』の打球ですから振り遅れると相手のコートに弾むことなく『即アウト』になるので振り遅れに気をつけます。
相手の打球に追いつくのに精いっぱいで例えばバックスイングが遅れ気味の場合には振り遅れになる確率が高くなりますので、そんな時はサイドラインを切ってアウトになるリスクを避けるためにコースを突くことができず甘い返球になる覚悟でフォア側に打つようにした方が良いかもしれません。
【パターン2】(スタート地点:フォア)(相手の位置:フォア)
スタート地点、つまりは自分のコートに相手の打球がバウンドした位置がフォアで、相手の立ち位置がフォア側だった場合です。今回のパターンを図で表すとこんな感じです。

打球はクロスに飛んでくるボールです。
クロスボールの特性は2つです。
1つは相手の打球した位置からスタート地点、つまり自分のコートに弾むまでの距離が比較的長いので、その時間も長いボールになりやすいので球速が同じならバウンドするまでの時間的な余裕はストレートボールよりもあるということです。
もう1つは後ろで打てば打つほど台の中心から遠ざかっていくことです。
前々回の記事で解説しましたね。
↓ 前々回記事はコチラ
【卓球の横の動き 『ストレート?』 『クロス?』の特性を知る 「チョイうま卓球理論6」】
【パターン2-1】相手がフォア側から定位置に戻る途上にいる場合
こちらが相手のフォアを突いたことにより態勢を崩し気味であったり、飛びつくような感じでコチラのフォア側に返球してきた場合には、すぐに定位置に戻ることができずに『戻りが遅れる』ケースがあります。定位置に戻る途上であったら、もう一度フォアを突くのが効果的です。
バック側に戻ろうとしているところにもう一度フォア側を突かれると態勢が更に崩れていくことが多いからです。
こんな時はタイミング早く返球されればされるほど相手はきつくなってきますので、バウンドしてすぐに打つカウンターが効果的です。
『強いボール』よりも『速いボール』を心がけましょう。
更に相手の打つ態勢が悪くフォア側にかなりの重心が移っていて定位置に戻るのが遅いようなケースではバック側に狙うと効果的です。
追いつけないためにミスをしたり、チャンスボールが来るからです。
このケースではどんなコースでも回り込んでフォアで打ち込むような気持ちで次のボールを待ちます。
【パターン2-2】相手が定位置にいる場合
【パターン2-1】は相手が多少崩れてこちらに余裕がある想定ですが、今度は逆だと想定してみて下さい。相手は比較的余裕を持って打ってきており、こちらにそんなに余裕がない状況です。
相手が既に定位置に戻って万全な体制の場合には、上記の【パターン1-2】に似ています。
しかしクロスボールの特性として台の中心から遠ざかっていく奇跡を描くので、相手のバック側に打つのはちょっとでも振り遅れると『即アウト』になってしまうリスクがストレートボール以上です。
ですから何としてもクロスに打っていきましょう。
振り遅れれば相手にとって『チャンスボール』になってしまうリスクは高いですが、『アウトになるよりははるかに良い』のです。
ラリーを続けることが最優先であることを考えるとまずは相手のコートに入る確率が高い返球を心がけることです。
自分のミスボールが思わぬコースを突く結果にだってなるのが卓球というスポーツです。
ハイレベルなゲームならともかく、「チョイうま」レベルで最も大切なのは『とにかく相手のコートに入れてラリーを続けること』です。
クロスに来たボールに差し込まれたらストレートを狙うのはハイリスクであることを覚えておきましょう。
【パターン3】(スタート地点:バック)(相手の位置:フォア)
スタート地点、つまりは自分のコートに相手の打球がバウンドした位置がフォアで、相手の立ち位置がフォア側だった場合です。今回のパターンを図で表すとこんな感じです。

バック側にストレートに来るボールは、距離が短くて到達時間が速いこともあり、フォアで回り込むのはリスクも高く難易度が高いのでバックハンドで返球するのが良いでしょう。
その場合、相手にとって想定する球種を読みやすいのでその分コース選定は大事です。
【パターン3-1】相手がフォア側から定位置に戻る途上にいる場合
これは先ほどの【パターン2-1】に似ていますがフォア側へ逆を突いた場合にはストレートボールでの返球になるので、相手にとってはよりタイミングが速く逆を突くボールが飛んでくるのでフォア側にバウンド直後でできるならプッシュ気味の速いボールをバックハンドから繰り出すと効果的です。この時に気を付けたいのが相手がフォアを振りぬく余裕が無いと判断してバウンド直後のボールを「当てに行ったボール」が自分のフォア側にうまく返球され逆に自分にとってカウンターになってしまう、というようなケースでしょうか…。
カウンターを繰り出した時には『カウンター返し』が自分のカウンターになって墓穴を掘らないように注意にしましょう。


もちろんバック側にも効果的なボールが打てます。
その場合には是非、『サイドラインを割る』ボールを狙っていきましょう。

上の図のようにサイドライン上を通過するボールです。
自陣のバック側から相手コートのバック側への返球は『クロスボール』になりますから、『サイドライン割れ』のボールを打つことが可能なのです。
これがストレートボールと異なるコースの狙い方です。
特に短いボール、つまり自陣へのバウンドがネットに近いボールの返球は『よりきつい角度』で『サイドライン割れ』のボールを狙うと相手は苦しいはずです。

バックはフォアよりも即応しやすい打法ですが、フォア側に態勢が崩れた状態でここまできついコースを突かれればミスの誘発もしくはチャンスボールを返してくれる公算が高まります。
【パターン3-2】相手が定位置にいる場合
相手が既に守りの堅い態勢をとっている場合には、相手のバック側への返球は自陣のバック側へのカウンターを気を付けなければなりません。従ってコースが甘い相手のバック側に速めのボールを返すのは意外に危険です。
バウンド直後にうまくバックハンドを合わせられて少しプッシュ気味打たれると一気に窮地に立たされます。
ですからスピードよりコースを慎重に狙っていくのがその後の展開には有利ではないかと思います。
先ほどの『サイドライン割れ』の短いボールを出してはどうでしょう。
【パターン4】(スタート地点:バック)(相手の位置:バック)
スタート地点、つまりは自分のコートに相手の打球がバウンドした位置がバックで、相手の立ち位置がバック側だった場合です。今回のパターンを図で表すとこんな感じです。

クロスボールです。特徴はバックに差し込んでくる可能性のあるコースです。
速いボールですとフォアハンドと違って『飛びつく』というような打ち方は難しいので、『素早く反応してラケットを出す』のが有効です。
バックハンドは基礎をマスターすれば、当てて返しやすい打法ですから『素早く反応して適切な角度でラケットにボールを当てられるかどうか』が勝負です。
【パターン4-1】相手がバックよりに立っている場合
もうこれはフォアストレートにカウンターで決まり!です。クロスボールはストレートにカウンターを打たれるのが一番怖いのです。
ただ、当然打つ方はそれを意識していますので早く定位置に戻ることを意識しています。
ですから、クロスに来たボールだからと言ってすべてのケースでストレートにカウンターを打つのが効き目抜群となるわけではありません。
しかし、それまでのラリーの流れなどで『苦し紛れ』に打ってきたクロスボールやバランスを崩すなどしてバック側にいたまま、もしくは定位置への戻りが遅れているようなケースではストレートへのカウンターは絶大な効果を発揮します。
初心者はとかく『最も高い位置』でスマッシュなどの『強いボール』を決定打としたくなるところですが、『速いタイミングの速いボール』が『強いボール』に勝るケースもあるのです。
ちなみに『逆を突いて』もう1本バックの深いボールを打つという手もありますが、逆を突かれてもバックは反射神経の良い相手だとラケットに当ててきます。手が届けば『まぐれ』でもラケットに当たりますし、うまく返球されてしまうこともあります。
しかしこのケースのフォアストレートへのカウンターなら『ノータッチエース』も狙えます。
ラケットに当たらなければ『まぐれ』は絶対に起きないのです。
【パターン4-2】相手が定位置にいる場合
これは意外に難しいところです。バック側も平凡なコースだとフォアを狙われやすいですし、差し込まれてこちらが『サイドラインよりバック側』からフォアを狙うと相手を揺さぶることができません。何故なら一度は相手コートにバウンドさせなければならないので、必ずサイドラインより内側に寄っていくボールしか打てないからです。

やっぱりバック側に厳しいコースを突きたいところです。自分の状況次第ですが、できるだけ『サイドライン割れ』のボールを狙っていきましょう。
ちなみに私はこのコースは必殺技として回り込んでフォアハンドで弾道の低い速いボールを厳しい『サイドライン割れ』に狙っていくのを得意としています。
いくら定位置で構えていても一撃で相手を仕留めることができる必殺打としています。
ただ、回り込んで厳しいコースで狙うのは難易度が高いですから、できるならバックハンドでプッシュした鋭いボールを『サイドライン割れ』狙いでいきましょう。
ちなみ回り込んでフォアハンドで相手のフォア側を狙うという選択肢もありますが、私はバック側への必殺コースとは逆にこのフォア狙いの回り込みフォアハンドを結構ミスします。
力んでしまうせいか、結構な確率でこっちが『サイドライン割れ』を起こしてアウトしてしまうんですね。
回り込みで左右に確実に打ち分けられると相手にとって『嫌な相手』になれるのですが、相手の虚を突いて相手も焦っているところで、こっちがミスると相手は『ラッキー♡』って感じでペースに乗せちゃったりするんですよね(^_^;)
ということで、無理して難易度のある打ち方をしてミスをして相手を調子に乗らせるよりも確実にコースを狙って『勝ちに行く』のも戦略のひとつとして覚えておきましょう。(自戒も込めて…)

【「打点」の高さを意識する】
【ネットからの距離が与える打球への影響と卓球の特性】
【「高さ」を意識して打球する コントロールがモノを言う】
【ピンポンが卓球に変わる 「回転(スピン)・下回転」を知る】
【ドライブの軌跡は? 「回転(スピン)・上回転」を知る】
【卓球の横の動き 『ストレート?』 『クロス?』の特性を知る】
【フォアからどんなコースを狙っていけばいい?】
【「このコースに打ってみろ!」パターン別に解説してみました】

観戦スナップ集
~ 世界卓球 2014 in 国立代々木競技場 第一体育館
会場の『国立代々木競技場 第一体育館』はこんな感じ

プレー中は静まりかえり固唾を呑んで見守ります

ニッポン!ニッポン!はやっぱりコレ!

ミスした時にため息はご法度です(笑)

下の記事は私と息子で観戦した世界卓球のレポートです。
卓球も世界レベルはみごたえ充分です!
⇒ 【『世界卓球』観戦記 スーパープレイと感動をもらった! 2014年 in 国立代々木体育館】
2014年世界卓球団体選手権東京大会/公式サイト
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