【北里大 国補助金不正受給 ~医療の進歩に必要な研究費~】 [ピックアップ!]
最近、大学の医学部などのお金にからむ様々な不正がニュースで報じられています。
今回は国費の補助金の不正受給というニュースでした。
ここのところ、大学での不正事件が明るみになるケースが多いですね。
今回の様に不正にお金を受給してケースの他に、
論文のねつ造や製薬会社との癒着を疑われるケースなども多いです。
きっとこの様な記事に接して、以前の私でしたら偏った義憤で『けしからん!』と思って通り過ぎてしまったかもしれません。
ただ妻が治療法が発展途上の病気にかかり医療の発展が家族の生死にかかわる身となると、そう単純な感想だけではない複雑な気持ちにもなります。
従来よりも研究費への制約が強められた結果、各研究室や教授にとって研究費獲得につながる学会などでの発表が常に必要だったりする背景もあるとの論評も見ました。
私がちょっと驚いたのは以前このブログでも紹介しましたが、ノーベル賞を取る様なスゴイ教授でも研究費捻出に相当なご苦労をされていることでした。
そして何より私の妻の病気は新薬の開発成果が飛躍的に治療や存命に貢献しているという事実です。
病気自体、罹患者が少ない(実際には発見されていないことも影響しているようですが)ためデータ自体が非常に少ないのですが、確定診断がなされてからの5年生存率が3割未満という非常に厳しい数値だったのが、最近の新薬の登場でその数値が格段に向上した病気です。
そして更に血管拡張薬という分野で目覚ましい発見があって、更に改善を期待されている状況です。
確かに不正は許されることではないとは思います。
実際にiPS細胞の山中教授の様に研究費捻出の努力をされている方がいる一方で、安易に不正を行うのは糾弾されるべきだとは思います。
ただ、恐らく私の妻の発症がもう少し早かったら絶望的な状況の中で闘病生活を受け入れなければならなかったことを考えると新薬の開発に予算を十分にとって欲しいとも思うところです。
こういった事件の背景に研究費不足という事実も少なからず影響しているということの一端を知るにつけ、
優秀な頭脳が『お金のために奔走しなくてはならない』という状況に関して複雑な思いを持ちます。
難病治療に関してこの様な状況がないことを祈っています。
今回は国費の補助金の不正受給というニュースでした。
msn2013年7月26日 msn産経ニュースより
北里大を運営する北里研究所(東京)は26日、文部科学省の研究費補助金約8790万円の不正受給が新たに判明したとして、国に返還すると発表した。不正には医学部の元教授(53)が関与したとしている。
調査結果によると、元教授は平成19年~22年度にかけ、大学連携や人材養成に関する研究2件の補助金計約2億4千万円の一部について、自分が役員を務めるNPO法人にホームページ作成などの業務を委託、さらに別会社に再委託し、経費を過大計上するなどの手法で不正受給していた。
大学側は、教材作成費が交通費に充てられたケースなども含め、不正受給額を認定した。
元教授はこれとは別に、19~23年度に厚生労働省の補助金約2680万円の不正受給にも関与していたことが大学側の調査で判明している。
ここのところ、大学での不正事件が明るみになるケースが多いですね。
今回の様に不正にお金を受給してケースの他に、
論文のねつ造や製薬会社との癒着を疑われるケースなども多いです。
きっとこの様な記事に接して、以前の私でしたら偏った義憤で『けしからん!』と思って通り過ぎてしまったかもしれません。
ただ妻が治療法が発展途上の病気にかかり医療の発展が家族の生死にかかわる身となると、そう単純な感想だけではない複雑な気持ちにもなります。
従来よりも研究費への制約が強められた結果、各研究室や教授にとって研究費獲得につながる学会などでの発表が常に必要だったりする背景もあるとの論評も見ました。
私がちょっと驚いたのは以前このブログでも紹介しましたが、ノーベル賞を取る様なスゴイ教授でも研究費捻出に相当なご苦労をされていることでした。
ファンドレイジングサイトってご存知でしょうか?
iPS細胞でノーベル賞受賞した山中教授が利用したことで日本でもにわかに注目されています。
iPS細胞でノーベル賞受賞した山中教授が利用したことで日本でもにわかに注目されています。
そして何より私の妻の病気は新薬の開発成果が飛躍的に治療や存命に貢献しているという事実です。
病気自体、罹患者が少ない(実際には発見されていないことも影響しているようですが)ためデータ自体が非常に少ないのですが、確定診断がなされてからの5年生存率が3割未満という非常に厳しい数値だったのが、最近の新薬の登場でその数値が格段に向上した病気です。
最近妻が階段などを上った後、やたらに息切れがしているのが気になり病院に行くことを勧めたところ…
足に血栓があり、どうもその血栓が肺に移動して息切れの原因になっているらしいのです。
足に血栓があり、どうもその血栓が肺に移動して息切れの原因になっているらしいのです。
そして更に血管拡張薬という分野で目覚ましい発見があって、更に改善を期待されている状況です。
確かに不正は許されることではないとは思います。
実際にiPS細胞の山中教授の様に研究費捻出の努力をされている方がいる一方で、安易に不正を行うのは糾弾されるべきだとは思います。
ただ、恐らく私の妻の発症がもう少し早かったら絶望的な状況の中で闘病生活を受け入れなければならなかったことを考えると新薬の開発に予算を十分にとって欲しいとも思うところです。
こういった事件の背景に研究費不足という事実も少なからず影響しているということの一端を知るにつけ、
優秀な頭脳が『お金のために奔走しなくてはならない』という状況に関して複雑な思いを持ちます。
難病治療に関してこの様な状況がないことを祈っています。
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