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【テレビドラマ『永遠の0(ゼロ)』は 素晴らしい「作品」であることを伝えたい】 [テレビ・ラジオ]

永遠の0(ゼロ)

既に原作の小説も映画も公開から数年経っており公開当時も絶賛される反面、賛否両論の議論も多数沸き起こった作品です。

既にその当時にいろいろなことをお考えになった方も多いかもしれません。

遅ればせながら私は最近になってこの作品を観ました。

当時も話題作であることは知っておりましたが、原作の作者が苦手であること、太平洋戦争を扱った映像作品はあまり観る気がしないこともあって「あえて素通りした」作品だったのです。

今回テレビドラマ『永遠の0(ゼロ)』を視聴してみて大変感動し、素晴らしい作品であることを伝えたいと思いブログでの記事にすることにしました。

テレビドラマ『永遠の0(ゼロ)』は 素晴らしい「作品」であることを伝えたい

この記事の目次

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生と死について考えさせられる作品として素晴らしい

私はこのテレビドラマ『永遠の0(ゼロ)』を視聴して生と死についてとても深く考えさせられました。

主人公である「宮部久蔵」の生き様を通して深く心に突き刺さる思いを感じました。

日本人にとって最も身近である太平洋戦争を題材にしており、しかもその中でも特に死との極限状態を描く時に用いられやすい「神風特攻隊」を描く時、「反戦」なのか「戦争賛美」なのかといった議論に巻き込まれやすいと思います。

ともするとその「思想」に重点が置かれてしまう中で、テレビドラマ『永遠の0(ゼロ)』は「作品」として素晴らしい出来栄えだったと私は評価したいと思います


テレビドラマ『永遠の0(ゼロ)』発表まで

原作は百田尚樹の小説『永遠の0』。

小説の発表は2006年であり氏の作家デビュー作ということです。

2013年12月には映画が公開され大ヒットしました。

第38回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、2014年邦画興行収入第1位を記録するなど成功を収めた映画と言えると思います。

そして2015年に私が試聴したテレビドラマ『永遠の0(ゼロ)』がテレビ東京の開局50周年記念ドラマとして放送されました。

私は原作の小説を読んでおりませんし映画も視聴しておりませんので、その内容についての評価は一切できません。

本ブログではテレビドラマとして放送された『永遠の0(ゼロ)』についてのみ言及したいと思います


『永遠の0(ゼロ)』食わず嫌いにされている作品

私がそうであったようにこの『永遠の0(ゼロ)』の原作である小説の作者が百田尚樹氏であるが故に敬遠している方は少なからずいらっしゃるかと思います。

何かと物議を醸す発言の氏です。

先日もツイッターが軽く炎上していたようですが、戦争を扱った話であれば当然「アレ」な感じのものなんだろうな、と想像しがちです。

私はそんな先入観があって敬遠していた作品でしたが、視聴してみてまったく違う印象を受けました。

あるレビューでも「何故、彼がこんな作品を書けたのか?」とか「本当に彼の作品なのか?」といったものも見受けました。

私も同じような印象を持っています。

もし作者が苦手で作品を敬遠している方がいらっしゃいましたら是非ご覧になって欲しい作品です


テレビドラマ『永遠の0(ゼロ)』の概要

ネタバレしない程度に簡単にドラマの概要をお伝えしたいと思います

ストーリー

太平洋戦争で神風特攻隊で命を落とした『宮部久蔵』について、その孫にあたる二人の姉弟が戦争当時の彼らの祖父を追うという筋立てです。

二人の祖父を追う調査は当時の宮部久蔵を知る人物を訪ねることによって話が進みます。

何人もの人物の話を聞くにつけ、「何故、自分たちの祖父が特攻隊員として死んだのか?」ということが一つの「謎」として浮かび上がるようになります。

その「謎解き」の様なストーリー展開が観るものの気持ちを惹きつけてやまない、そんな作りになっています

キャスト

主演の向井理さんをはじめ、皆さんとても素晴らしい演技だったと思います。

配役がとても良かったと思います。

映画を既に観た方は違和感がある方もいるかもしれませんが、レビューを読んだ印象では映画を観た方でも概ね配役に違和感なく観れたようです。

キャストの画像の出典はすべて「テレビ東京公式サイト」

主人公 『宮部久蔵』:向井理
永遠の0_向井理

優れた戦闘機パイロットとしての腕がありながら愛する妻子のために生きて帰国することに執着し、誰もが「お国の為に命を捧げる」ことが当たり前とされた時代に「命が惜しい」と公言して上官から怒りを買い、同僚からも疎まれても自分を曲げない信念の強い兵士を演じます。

向井さんの寡黙で葛藤と闘いながら苦悩する抑えた感情の機微を映し出す姿が感動を誘います。

祖父を調べる姉 『佐伯慶子』:広末涼子
永遠の0_広末涼子

ライターを目指して仕事として舞い込んで祖父を調べ始めます。

しかしながら初めて話を聞きに行った祖父の戦友の衝撃的な話を聞き、「祖父の真実」を知るために日本全国を弟と一緒に巡ることになる。

私生活でも葛藤の中を生きている女性をこちらも抑えた演技でこの話の「水先案内人」の役目も果たしていると言えます。

祖父を調べる弟 『佐伯健太郎』:桐谷健太
永遠の0_桐谷

姉・慶子に「付き合わせられる」形でしぶしぶ始まった祖父を巡る旅でしたが、「祖父の真実」を知れば知るほど後には引けないものを感じ取る。

昔の話を聞く側の気持ちの動揺などに深みを与えるためにも大切な役どころを演じています。

帰りを待つ妻 『宮部松乃』:多部未華子
永遠の0_多部未華子

主人公「宮部久蔵」は出征の間際に話したこともない相手と結婚します。

妻・松乃とはたった1週間の結婚生活です。

しかし出征後たまたま内地に寄る機会があって突然の帰宅をした時に妻の自分を思う気持ちに触れ、家族のために帰国することを誓います。

宮部は妻と、そしてその後生まれる我が子の写真を肌身離さず持って、家族の為にどんなことをしてでも生きて帰ることを戦地でも思いそして実践します。

脇役陣も素晴らしい演技でした
当時の証言をする戦友の現代の配役陣は、近藤正臣、石橋蓮司、柄本明、竜雷太といった人たちが固めています。

それぞれの主人公「宮部久蔵」に対する思いが伝わる雰囲気を醸し出しています。

戦時中の戦友の配役陣は中村蒼、中尾明慶、満島真之介、石黒英雄、賀来賢人、金井勇太、工藤阿須加、渡辺大といった面々が演じています。

私が特に印象に残ったのは、宮部をパイロットとしてライバル視していた景浦を演じた尾上松也です。

将来暴力団幹部となったその後を演じた柄本明の存在感もとても素晴らしいと感じました。

千原せいじ、澤部佑、木下隆行らお笑い芸人もキャストとして登場しますが、決してお笑い担当ではなくそれぞれの役どころを演じきったと思います

映像はこんな感じです

テレビ東京のオフィシャルPVがありましたのでそちらをご紹介します。





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死と向き合う人間の姿を描き切った作品

死と向き合う人間ドラマとしてこの作品はとても良くできていると思いました。

戦争を題材にするとどうしても「反戦」というテーマに注目しがちですが、この作品はそれよりも死と向き合う人間の姿や「生きる」という事にスポットを当てた作品として評価したいと考えております。

太平洋戦争を扱う映画はどうしても「史実」との整合性、戦争の意味などがどう描かれているかが問われてしまいます。

漫画やアニメで戦いをモチーフにして描く作品では架空の国や人物を題材としているケースが非常に多いと感じています。

これは「時代考証」や「歴史考証」をする必要が無い、という製作効率上の観点もあるかもしれませんが、物語そのものや本当にその作品が訴えたい部分が薄れてしまうのを避ける効果があるように感じています。

本作品も「反戦」という観点から考えると、不足している視点も多く評価を高くすることができないかもしれません。

しかしながら日本で起きた「太平洋戦争」をモチーフにした人間ドラマを描きたかったとするのなら評価できると考えています。

私はこの作品における「史実の考証」が正しいのかどうかを判断できるほど戦争の歴史について詳しくありませんが、少なくとも作品の意図するところを妨げることなく描いていて「特攻隊」という取り扱いが更に難しい出来事を良く取り込んだ作品であると感じています。

主人公・宮部が矛盾を感じざるを得ない作戦に自分自身も加担しながらもそれでも自分が絶対に譲れない事を最後まで大切に生き続けたことにとても感動を覚えます。

そして彼が何故特攻隊という「十死零生」という生き残る可能性の無いものに志願したのかを知りたくて物語に引き込まれていきました。

生と死に考えさせられるドラマとしてはこの作品を思い出しました。

【Angel Beats! 人生を考えさせる感動のアニメ】

このアニメでも語られていましたが、どうしても死を受け入れなくてはならない時に「人はその死が意味あるものにしたい」と考えるということです。

私にはまだ実感が湧かない面も多いのですが、避けられない死が目前にある時に人はそんなことを思うものなのかもしれないなと考えてもいます。

そしてその様な姿に触れることに人は感動を覚えるものなのかもしれないということです


「戦争賛美」とか「好戦的な考え」を助長する作品であるという批判に違和感を感じる

発表当時から「永遠の0(ゼロ)」という作品は反戦映画として素晴らしいという意見とは反対に「戦争賛美」の要素があることで批判的に取り上げることも多かったと知りました。

私自身、作者である百田尚樹氏のことはあまり詳しいことは知りませんが、自然に入ってくる断片的な情報からは「戦争賛美」的な作品を作ってもおかしくない、という先入観を持っておりました。

しかしこの作品、少なくともテレビドラマ版の『永遠の0(ゼロ)』を観た限りでは「戦争賛美」を助長する作品と言うにはかなり無理があるように感じます。

もちろんこの作品を観て感動をしたからと言って、原作者への私の考え方は何も変わっていませんが、「作者」と「作品」は切り離しても良い作品であるように思います。

確かにメッセージ性を持つ作品において作者の普段の言動は多かれ少なかれ読み手、観客の判断に影響を及ぼすのかもしれませんが、それを考慮に入れてもこの作品は「戦争賛美」と取れるような内容は無いように思います。

増してや「特攻を美化している」といった印象を持つことはありませんでした。

もしその様な理由でこの作品に触れるのを避けている方がいたら、一旦「作者は脇に置いて」この作品に触れて観ることをお勧めします。

同様に感じた方も少なくない様でネットなどでもその意見に触れることができます。

その中でもこの方の文章はほぼ私の思うところを過不足なく語ってくれていると感じました。

良かったら読んでみて欲しいと思います。

どうしても違和感を覚えてしまう『永遠の0』への「戦争賛美」批判

私自身はこの作品を観終わった後でも作者個人に対する印象に変化はありませんが、作者が嫌いとかそんな理由で優れた作品を観る機会を失うのは勿体ないという思いを抱くようにはなりました


優れたエンターテインメント性を感じさせる作品

太平洋戦争を描いた作品でこの様な評価をすると不謹慎だ、という様なことを思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこのテレビドラマ版の『永遠の0(ゼロ)』はエンターテインメント性に優れた作品だと思っています。

二人の姉弟が昔の戦友に会うことによって、祖父の姿を少しづつ知ることになります。

しかしながら、「何故、祖父は特攻隊員として死ぬことになったのか?」と謎を追えば追うほど、会う人により異なる祖父の人物像に触れ謎は深まっていく。

そして最後にその核心に触れることによって涙が止まらないほど祖父の気持ちに触れることができた、といったストーリー展開はとても観るものを飽きさせず引き込まれる物語になっていると思います。

また登場人物と主人公・宮部とのかかわり方がそれぞれ異なり興味を引きます。

「魔物」だと評して宮部のことが「大嫌い」だったと昔を回顧する暴力団の元幹部という景浦介山との関わりが物語として最も面白かったです。

このドラマ観賞を進めていくうちに、「この雰囲気、何かに似ているなぁ?」と感じました。

それは小説を読んで涙が止まらなかった浅田次郎著『壬生義士伝(みぶぎしでん)』の展開にとても似ていました。

そしたら既に『壬生義士伝』の表現をパクッているって批判もあったみたいですね。

Wikipediaにはこんな記述があります。

「『永遠の0』はつくづく可哀想な作品と思う。文学好きからはラノベとバカにされ、軍事オタクからはパクリと言われ、右翼からは軍の上層部批判を怒られ、左翼からは戦争賛美と非難され、宮崎駿監督からは捏造となじられ、自虐思想の人たちからは、作者がネトウヨ認定される。まさに全方向から集中砲火」とコメントした


興業的に成功を収めたと言える作品ではありますが、まさに言いがかりの様な批判も混じっている様に感じます。

作者が極端な発言を連発するが故とも言えそうです。

私もそういう意味では可哀想な作品の様にも思えます


私が太平洋戦争を題材にした映画を避けていた理由

この作品は太平洋戦争や特攻隊をモチーフとして描かれていますが、「戦争」に対する深いメッセージ性は無いように感じています。

反戦の思いを強くする映画として『蛍の墓』は名作だと思います。

戦争がこれほど人を不幸にするという理不尽さ、哀しみを訴えてやまない作品だと思います。

でもこの『永遠の0(ゼロ)』という作品で描かれているのは戦争に巻き込まれた不幸な子供ではなく「自分の意志」で戦争という理不尽なものにどう向き合うのか、といったことだと思います。

「一般市民にとっての戦争」を描いた作品と異なり「軍人」を描いた作品ではどうしても「相手を殺している事実」が目の前に来てしまうので単純に被害者という気持ちになりにくいと感じます。

例え職業軍人でなくても敵を銃や爆弾で攻めれば相手は死ぬという事実を目の当たりにするとそこで死を覚悟して戦う人たちに「悲惨な戦争の犠牲者」というくくりで見られなくなってしまいます。

この作品の中でも主人公の宮部に「俺は自分を人殺しだと思っている。」と言わせています。

彼は被弾した戦闘機からパラシュートで脱出した敵パイロットを銃撃して仲間から非難されています。

また戦いを描いた作品ではよく「非合理な作戦で死ななければならない理不尽さ」の様なテーマが盛り込まれています。

特攻隊もそんな側面があります。

でもいつも思うのが、「ではあの戦争に勝っていれば日本人は悲しくはなかったのか?」ってことに行き当たるのです。

作戦が合理的で「うまく戦えた戦争なら良かったのか?」という事になってしまうからです。

「負けたから悲しく」て、「勝ったなら報われた」のか、ということにとても違和感が出てしまうのです。

実際の戦場を描く作品を私がエンターテインメントとしてしか観られないのはこんな理由からです。

ですから最近はあまりシリアスな戦争を題材にした映画を避けていたのですが、今回この作品に出会って生と死を見つめるという点において太平洋戦争も決して悪いテーマではないのかなって思いました。

太平洋戦争を題材にする作品ってなかなか難しいなって思いました。

私は「人は避けられない死と直面した時にせめてその死が意味あるものと思いたい」という感情があることを描いたこの作品で「そうなのかもしれないな」って思いました。

でもそれは「戦争に駆り出される理由」として利用されてはいけないことだと強く思いました。

少なくともこの映画を観て「特攻隊」が人の死の尊厳を高めたことにした、なんて描かれ方はしていません。

太平洋戦争を描くというのはなかなか難しいなかで、いろいろな「見られ方」をされてしまいやすい題材をうまくギリギリの線で、戦争を美化せず、だからと言って反戦に主眼を置いたものでもなくエンターテインメント性を損なわず作品として成立させたという点を評価をしたいと思っています


6時間という作品の長さ

私は常々、人の機微を描くような人間ドラマでは映画の約2時間という「枠」では細かなところまで描き切るにはちょっと時間がたりないのでは?と思っています。

ですから1話約2時間の3話完結としたこの「永遠の0(ゼロ)」は細かい描写も十分に描かれていて良かったのではないかと思います。

決して長時間の作品からくるダレると言うこともなく引き込まれていくことができ、見ごたえのある作品になっていると思います。

私は原作の小説も映画も観ておりませんので映画では端折った部分があって描き切れなくて残念だった、という様なことは言えません。

ですが、レビューを読むとそんな意味のことが書かれているのに触れて少なくともテレビ版は長時間ドラマとして成功した作品では無かったかと思っています。

原作者の百田尚樹氏もテレビ東京の公式サイトへ以下のようなコメントを寄せています。

「このたび、テレビ東京から『永遠の0』をドラマ化したいという申し出を受けました。三日間通しての放送と聞いて、心が震えました。映画版は原作者である私自身が大いに満足した出来栄えでしたが、もとが600ページ近い長編だけに、原作の世界観が十全に再現されたものではありませんでした。しかし、今回のテレビ東京の企画は限りなく原作に近づいたものです。脚本も見せていただきましたが、主人公である宮部久蔵だけでなく、彼を取り巻く様々な男たちの姿が生き生きと描き出されていることに感動しました。どんな風に映像化されるのか、本当に楽しみです。」



私がこのドラマを観たきっかけ

「永遠の0(ゼロ)」は原作もベストセラーとして有名でしたし映画もヒットしていたので名前は良く知っていましたが、特に読みたい、観たいと思っていませんでした。

そんな私が何故観たかと言えば、アマゾンプライムで映画を物色していてたまたま観てみようかな?って思ったからです。

私はアマゾンの術にはまってまんまとAmazonプライム会員になってしまっていたので、時々無料で観れるアマゾンプライム会員特典の無料映画を視聴しています。

アマゾンのサイトでどの映画を観るかを検討する時には「カスタマーレビュー」を参考にします。

まずは評価ポイントである★の数が多い作品を中心に物色します。

そして次に評価そのものの数が多い、つまりは評価している人が多いということを参考にしています。

また評価コメントも参考にしています。

「永遠の0(ゼロ)」は満点の★5つのうち、「4.4」と高評価だったので目に留まりました。

50人以上と割と評価者も多い中での高評価でしたので評価コメントを読むことにしました。

すると思いのほか思い入れのある評価で観たくなるような記述が多かったのです。

ただ映画を期待していたのですが、映画は残念ながら無料視聴の対象では無かったのでちょっとがっかりしました。

そんななか、「映画よりむしろこのテレビ版の方が中身が濃くて高評価」というようなレビューを複数見ることができて視聴することにしました。

そして思いのほか感動してこうしてブログ記事として紹介したくなったということです。

アマゾンプライムにご加入の方には「ウォッチリスト」に加えておくことをお勧め致します。



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【パーソナリティ秋元才加(あきもとさやか)がはまり役の政府広報ラジオ番組「Weekly Japan!!」】 [テレビ・ラジオ]

秋元才加

AKB48を卒業した秋元才加さん。

私は意外なところで再開しました。

私にとってのAKB48の「秋元才加」とはこんな感じだった

特別AKB48のファンというわけではありませんが、テレビが大好きな私です。

自然に情報が入ってくるので「有名どころ」についてはある程度は知っています。

秋元才加さんはAKBの総選挙でも突出した成績でもなく、かと言って「神の7人」と呼ばれる不動の人気を誇る人たちの後続グループの先頭を走るといったポジションとも言い難い、でもテレビでは良く観る存在。

私のイメージはそんなところでした。

しかもテレビで観る姿は大抵、ズッコケキャラで笑いを取る場面で活躍していた印象があります。

歌番組やPV(プロモーションビデオ)で歌っている姿はあまり思い浮かばないけどテレビで常連の上位メンバーという感じでしょうかね?

バラエティの無理難題に根性で立ち向かう姿が面白かったです。

今回、この記事を書くにあたりyoutubeのAKB公式チャンネルで公開されているPVをいろいろ観てみましたが、彼女の歌唱する姿を探すのが困難でした。

こんな動画が公式チャンネルでアップされていました。



結局はズッコケキャラです…。

可愛らしい顔立ちだし憎めないキャラですが、大柄なスタイルと目鼻立ちがはっきりしているせいか、他のメンバーとはちょっと違う感じがします。

若い歌手がどれも同じ顔に見える世代としては比較的「キャラが立っている」AKBメンバーというポジションでありました。

土曜日の洗濯タイムでの秋元才加さんとの再会

東京エフエムでオンエアされている『秋元才加のWeekly Japan!!』という番組をご存知でしょうか?

秋元才加のWeekly Japan!!
東京FM 秋元才加のWeekly Japan!! 公式サイトより


既にAKB48を卒業してテレビで観ることもなくなって特に彼女のことを思い出すことも無かったのですが、このラジオ番組で再開したんです。

私はFMラジオをBGMとして良く聴いています。

大抵は東京FMを聴いているので 『この時間帯にはこのラジオ』 という感じが体に染みついていたりします。

土日は寝坊して午後にもそもそと起きることも多いのですが、最近は割と朝起きて天気が良ければ「まずは洗濯!」というのが土曜日の日課です。

そんな時にラジオから聴こえてきたのは、政府広報の「お堅い」情報番組でした。

進行役の女性パーソナリティもトーンを抑えた語り口で真面目に生活密着型の情報をお届けする番組です。

私は軽快なトークと素敵な音楽が流れる番組が好きなのでわざわざ聴く番組ではないのですが、東京エフエムを聴いていてその流れでBGM程度として付き合っていたのがこの政府広報情報番組です。

番組タイトルの「あきもとさやかのWeekly Japan!!」というのも、同姓同名のフリーアナウンサーがやっているのかと思っていました。

ただ、やたらに「あきもとさやかのWeekly Japan!!」という番組名を連呼するので、「もしかしてあのAKBの?」と思って調べてみたらやっぱり「あのAKBの秋元才加さん」でした。

「秋元才加のWeekly Japan!!」とはこんなラジオ番組

東京FMのこのラジオプログラムをご紹介します。

サイトのロゴはちょっとポップな感じですが、番組は終始トーンを抑えた情報番組です。

最近はNHK、特に「Eテレ」は「攻めた」番組づくりがネットで反響を呼んでいますが、この番組は政府広報を忠実に実施するめっちゃめちゃお堅い構成になっています。

なんといってもスポンサーが「内閣府」です。

そんな番組のパーソナリティを忠実にこなしているのが秋元さんです。

彼女の語り口はトーンを落としたゆっくりとした口調でバラエティ番組とは対極に位置する雰囲気で満ち満ちています。

彼女はとても滑舌が良くとっても聞きやすいパーソナリティぶりです。

番組コンセプトは?

番組冒頭で説明されるのがこのフレーズ。

「私たちの暮らしに役立つ情報や政府の取り組みをわかりやすく丁寧に毎週その道のスペシャリストにお話しを伺いながらお届けする『秋元才加のWeekly Japan!!』」

です。

もう忠実に政府広報に徹した番組づくりです。

例えば第45回目の放送は…

2017年2月4日の最新の回のテーマは…

「理解を深めよう!北方領土問題」

と題して北方領土問題を掘り下げています。

番組の構成は簡単な番組テーマ紹介の後にゲストが登場します。

今回のゲストは…

内閣府北方対策本部参事官 荒木 潤一郎さん

この記事を書くためにお名前の漢字名を調べたらこんなサイトに載っていました。

内閣府 幹部名簿

とてもお堅いお役所の方です。

毎回、経済産業省やら総務省やらのお堅いお役人の方がゲストです。

大学教授がゲストの回というのもありました。

それも大槻教授とか吉村作治教授の様なメディアでの露出の多い一般人にもお馴染みの大学教授ではありません。

大槻教授 吉村作治

番組内ではちなみ秋元さんは「2014年全国北方領土啓発イベント スペシャルサポーター」をご経験されていたということも紹介されています。

番組はゲスト紹介のあと、

本日のチェックリスト

「チェック1:基本をおさらいしよう!北方領土問題」

「チェック2:北方領土 エリカちゃんとお友達」

「チェック3:見て 聞いて 知る 北方領土」


エリカちゃんってなんか北方領土にまつわる暗い歴史物語でもあるのかと思ったら「北方領土ゆるキャラ」なんですね。

公式ツイッターがネット界隈では話題になっています。

北方領土エリカちゃん

【キタぁー!!北方領土のゆるキャラ「エリカちゃん」がヤバすぎる?!】といったまとめサイトでも話題の攻撃的キャラとしてネット上では有名な公式ツイッターの様です。

政府公式の割にはかなりの攻めの姿勢が物議を醸しているようです。

ご興味のある方は上記のまとめサイトでその発言やらお友達のエリオくん、エリヨシくん、エリナちゃん、エリマルくんもチェックしてみて下さい。

ゲストの参事官荒木さんから北方領土にまつわるお話を一通り説明してもらい番組は最後に「おさらい」までしてくれます。

さらに「内閣府政府広報オンライン」という政府の公式ツイッターでもイメージキャラクターぶりを発揮しています。


地味なテーマを淡々と

北方領土の様な政治色の強いテーマですとなんとなく「政治的プロパガンダに元アイドルが利用されている」的な匂いも感じますが、この番組はどちらかというともっと地味なテーマが多く、政府広報を地味に支えている感じです。

例えば北方領土の回の前の第44回のテーマは「今すぐ確認しよう!あなたの家の特定保守製品」です。

ゲストの「経済産業省製品事故対策室室長補佐」をお迎えして製品事故について淡々と説明が続きます。

また次回、第46回のテーマは「改正道路交通法」です。

高齢者の運転による交通事故対策の新法施行等について放送されるようです。

「自動車のリコール情報の対応」「国会図書館のサービス紹介」「個人型確定拠出年金iDeCoの解説」「高齢者を狙った詐欺の手口」といったニュースではほとんど取り上げられないけど知っておいて損が無いようなテーマを取り上げる情報番組です。

この様な番組づくりですが、彼女の声やトーンはとってもこの番組に合っています。

明るさが感じられハキハキした語りながら浮ついた感じがないのが広報のパーソナリティとしてぴったりです。

この辺が私が意外だと感じたところです。

AKB時代のずっこけキャラの匂いをみじんも感じさせません。

毎週土曜日11時から東京FMを聴いてみて下さい。

バックナンバーがいつでも聴ける

2017年2月4日現在放送45回を迎えたこの番組の全ての回のバックナンバーがすべてネットで聴くことができます。

秋元才加_Weekly Japan_バックナンバー

是非、彼女の語り口を堪能しながら知っておいて損の無い情報をゲットしてみて下さい。

それぞれに活躍する「元アイドル」

絶大な人気を誇ったAKB48も初期メンバーはみんな卒業してそれぞれの道を歩んでいます。

引き続きテレビのバラエティで活躍している人もいれば映画やドラマの女優で頑張っている人もいます。

ラジオで活躍している人もいますが、今回ご紹介した秋元才加さんはその中でもとっても意外な感じです。

この記事を書き始めてから更新に時間がかかっている間にラジオの公式サイトにアップされている「パーソナリティ紹介」の彼女の写真が新しくなっていました。

秋元才加_Weekly Japan

ずいぶんばっさりと髪を切ってしまったのですね。

私はロングヘアの彼女の方が似合っているように思いますが、フィリピン人とのハーフである彼女のエキゾチックな雰囲気が出ていてイメージチェンジとしては良いかもしれませんね。

秋元才加さん リンク集


秋元才加_公式ブログ_ブキヨウマッスグ。

秋元才加さんの公式ブログです。
2016年4月8日の記事ではAKB48チームK、2期生10周年ライブや同期とのことなどに触れています。飾り気のない言葉で気持ちを綴られていてこんなコラムを読みながら頑張っていこう!って思う人も多いのかな?って思いました。
最近の記事の更新頻度は月に2回程度の様ですが肩に力を入れない感じが伺えます。

秋元才加_公式ファンクラブサイト_Area S

秋元才加さんの公式ファンサイトです。
サイトトップのこの写真からしてコンセプトが微妙な感じが伝わってきます。コンテンツはほとんどがファンクラブ登録しないと閲覧できないの内容は良くわかりませんが、ご本人主演のビデオがなかなか面白いです。
秋元才加_公式ファンクラブサイト_Area S_ビデオ
ご本人のお顔のアップの動画なので明らかに「カンペ」を読むためにちら見しているのがバレバレです。しかも1回や2回じゃないのも…。もうちょっと気合を入れて作ってあげてもいいのにって感がなんとも…。

芸能人はブログやSNSを重視した展開をしていることが多いですが、彼女の公式サイトはそういった流れとは一線を画している感じです。

ゆるゆるとやっている感じです。

冒頭の写真、とっても素敵ですよね。

モデルとしての素材はぴか一なものを持っています。

インスタグラムはフォロワー114千人となかなかの人気の様ですがアップしている写真は芸能人ぽくないですね。

そういったところが彼女の魅力なのかもしれませんが、テイラー・スイフトやアリアナ・グランデに負けないくらいの素敵なインスタになりそうな気がするんですけどね。



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【「メンタリストDaiGo」というビジネスアイテム】 [テレビ・ラジオ]

先日、テレビでメンタリストDaiGoのドキュメンタリー番組を観ました。

テレビを観ない方はご存じないかもしれませんが、テレビのバラエティ番組では引っ張りだこだったパフォーマーとしての彼はかなり有名です。

メンタリストDaiGo

あるときパフォーマーとしての「メンタリストDaiGo」はテレビでのパフォーマーとの決別を決意し、それを発表します。

私自身、彼は一種のマジシャンだと思っていました。

「テレビはあれこれ新手を出してくるよなぁ。」って思っていました。

同じ手品を見せるにしても、ちょっとショーとしての演出をすれば既に陳腐化してしまったテレビでの『マジックショー』でも新たなパフォーマンスで「しばらくは持つ」ショーのネタになる、そんな位置づけだと思いました。

恐らくテレビでの扱いはそんなところなんだと思います。

彼は決してマジシャンではなく、「メンタリスト」だそうでパフォーマーとして、つまりはタレントとしてやっていく気はなく、いつまでもそこから脱することができないために「脱パフォーマー」宣言をしたようです。

「売れているうちに次の行動の宣伝活動」をテレビで行うことが戦略だったのかもしれませんが、メンタリストとしての自分を前面に出そうと思っても求められるのはどうしても以前のパフォーマンス。

スプーンやフォークを曲げて見せたり、『色当て』だったり…。

彼がやりたいのはパフォーマーよりも実生活やビジネスで役立つ知的情報を提供することだと言います。



そもそも『メンタリスト』とか『メンタリズム』とは一体なんでしょう…。

かつてアナウンサーだった古館伊知郎がアントニオ猪木のことを『過激なセンチメンタリズム』と言っていたので、「センチメンタリズム」という言葉には多少の馴染みがありますが、メンタリズムと言う言葉にはあまり馴染みがありません。

過激なセンチメンタリズム_アントニオ猪木

彼のオフィシャルサイトのプロフィールには、生年月日、出身が静岡であることとともにこんな風に紹介されています。


メンタリズムとは、いま海外で大ブームの超常現象パフォーマンス。 ドラマ『ザ・メンタリスト』や映画『ヒアアフター』などメンタリストが主人公の作品まで作られているほどの大ブームであり、 DaiGoは日本では現在唯一のメンタリズムパフォーマー。

その活躍から、TV番組『徹子の部屋』にも2度出演し、 パフォーマンスや人となりが紹介されている。

「すべての超常現象は科学的に再現できる」を信条に、 心理学にもとづく暗示や錯角など、あらゆる学問をトリックに結びつけ、 超常現象を再構成するパフォーマンスを披露。

そのステージは、スプーン曲げや読心術といった超能力を始め、 催眠や暗示誘導、未来予知など再現される超常現象は多岐に渡る。

超能力や霊能力が、いかにたやすく再現できるモノか楽しみながら、 科学や学問の持つおもしろさを投げかけるショーで人気を博している。

メンタリズム研究会『スリーコール』に所属し日夜メンタリズムの研究にいそしむ中、 さらなる人間の脳と心に取り組むため、 現在、慶応大学大学院から医大編入を志し学問に励んでいる。

著書に『DaiGoメンタリズム 誰とでも心を通わせることができる7つの法則』。
DaiGo MeNTaLIST oFFiCiaL WeBSiTe より


ちなみにこちらのDAIGOさんではありません。

ウィッシュ!DAIGO01.jpg

カッコいいし、面白いからこちらのDAIGOさんも好きですが…。


超常現象、超能力、霊能力などの言葉と科学とのコラボレーションという、如何にも『パフォーマンス』的ではありますが、冒頭ご紹介したドキュメンタリー番組を観る限りでは、ここでいう『メンタリスト』としての活動をしたいというよりも、どちらかというと「心理学」などの学問をビジネスに応用する、ビジネスアドバイザーとかコンサルタントとしてやってみたい、そんな印象を受けます。

どこにいってもパフォーマンスを要求されるので少々嫌気がさすのかもしれませんが、『世間』はパフォーマンスを見て「DaiGo」という商品を知ってコンタクトを取ってくるわけですからそれは仕方がないのかもしれません。

ただテレビを観ていて感じたのは、彼は自分のやりたいことを実現するためには努力を惜しまない、そしてそのためにとにかく行動をする人に感じました。

自分の道を模索している段階にあるようですが26歳と言う年齢なら当たり前だと思います。

年間1千万円以上を本の購入代金に充て、一日20冊以上の本を読むということや自分の勉強のために参加したセミナーでのちょっと変わったメモの取り方自分の部屋の壁いっぱいに貼られた数々の資料など目的のために行動する力はとてもずば抜けている印象です。

よく、『なりたい自分』を部屋の見えるところに貼って目標達成を促進するというハウツーがありますが、彼は極端なまでに実践しているようです。

私は単なる『色モノ』として見ていましたが、「頭が良くて、しかも努力家なんだな」って印象に変わりました。

とにかく目的や目標に向かっている人は『目が違う』ような気がします。

自分の進む道を模索しながらも、前を向いている『目』はなかなかいいもんだなって思いました。



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【"核のゴミ"はどこへ ~検証・使用済み核燃料~】 [テレビ・ラジオ]

NHKスペシャル『"核のゴミ"はどこへ ~検証・使用済み核燃料~』を見ました。

日曜日の再放送のようです。

火力発電所
(写真は火力発電所のものです)


以前からこの問題が存在することは考えていましたが、テレビを見ていていろいろな当事者を目の当たりにして本当に考えさせられました。

原発そのものの危険性もさることながら、原子力発電から出る使用済み核燃料や核のゴミをどうするかは本当に深刻な問題です。

番組で説明されていることが本当ならひどい話としかいいようのないものです。

行政の責任はあまりにも重い…。


核燃料のリサイクルは「夢のプロジェクト」かもしれませんが、実際には立ち行かなくなっており行政のなかでも電力会社でもコストだけがかかる続けても意味ないものだという意見が出ているにもかかわらず、全国の原発から六ヶ所村に集められた使用済み核燃料が、リサイクルを待つ『資源』から一気に『核のゴミ』になることが問題だということです。

六ヶ所村の取り決めではリサイクル燃料でなくなった時点で『ゴミ』となった使用済み核燃料は全国の発生元原発に戻さなければならないという『取り決め』があるため、もしリサイクル事業から撤退すると事実上、原発の稼働は不可能になるという問題が背景にあるようです。

また原燃と呼ばれる会社は民間企業で有利子負債が1兆円以上ありリサイクル事業を止めたらとんでもないことになると…。

こんなことで国家の大事なプロジェクトが決まっていくんだと思うと…。

私は原発の恩恵を得ている首都圏の住民ですので簡単に原発に反対するのは自分勝手な気がしてしまうのですが、このゴミ問題がいまだまったく解決策がないまま宙に浮いていることと無駄なプロジェクトで毎年膨大な費用が垂れ流されている実情をほっておくのはどうにかしなければいけないと…。

原発の危険性についてはひとまず置いておいたとしても既に行き場を失った使用済み核燃料が宙に浮いているのに、更にそれを増やしてしまう原発稼働は本当に慎重さが必要だと思います。

現在は『核のゴミ』をガラスとまぜて容器に密閉して地下深くに埋める計画のようですが、その引き受け手はいないとのことです。

そりゃぁそうでしょうね。

『絶対安全だ』って言われていた発電所があんなことになってしまって、『絶対安全だ』って言われても危険なものの集合体を引き受けるなんて無理でしょう。

既に青森では『ゴミ』なんか引き受けるつもりではない!という機運も高まっているみたいで本当にこの問題は待ったなしな感じになっています。

全国には経済的な利益の恩恵と引き換えにこういった施設の受け入れを考えます。

自治体の財政をどうにかしようと首長が推進するところもあれば地域活性化を目指す住民が誘致活動する自治体もあるようです。

なんだか身を削っているようで、そうじゃないところで暮らすことがとてもひどいことをしているように感じます。


日本は経済的に弱っても不便を強いられても『我慢して』決断しなければいけない時なのかもしれないって思いました。

あの震災の後、計画停電やいろいろな公共施設でも電気の節約で不便を感じることも多かったですが、危険な『ゴミ』と隣り合わせに暮らす人を増やすことを止められるのなら、できる我慢はした方がいいんじゃないかって普段わがままな私でも思いました。

こういう問題って感情で左右されるのはどうかとも思いますが、感情がなくなってしまったら、それはそれで大きな問題のような気もします。

政治に携わる方、行政を担う方も、大きな国家観と併せて人間的な感情も忘れないで物事を見る目を持って欲しいと思いました。



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共通テーマ:日記・雑感

【ドラマ『とんび』を観て思った 家族が一緒に暮らせる幸せ】 [テレビ・ラジオ]

久しぶりにテレビで連続ドラマを観ています。

日曜劇場『とんび』という親子の暮らしを描いたドラマです。

TBS日曜劇場_とんび

劇中ではささやかな幸せを喜び合って暮らしていた家族が、ふとした事故からお母さんが亡くなってしまうところから始まります。

現在は、男手ひとつで子供を育てることに苦悩しながらも周りの手助けでなんとかやっている姿が描かれています。


最近このような家族をテーマにした内容のドラマには滅法弱く、いつも鼻をすすりながら観ています。


私は家族が一緒に暮らすことについて、普通の人よりも強い思い入れがあるのではないかと思います。

誰だって家族が一緒に暮らすことを願わない方はいないと思いますが…。

ただ、人によってはそれぞれの事情でそうならない場合もあると思います。

死別、離婚、単身赴任、その他、各家庭には各家庭の事情があると思います。

死別のようにどうしようもないこともあれば、離婚や単身赴任の様に意思をもってそうした場合もあるでしょう。

そのことについて、是非をうんぬんするつもりは毛頭ありません。

それぞれの事情があるのですから…。

今日は本当に私のまったくな個人的な思いを綴りたい、そう思っています。


お父さんの都合で何十回となく引っ越しを経験した友人が高校生くらいからは単身赴任に切り替わったなんて話を聞きます。

確かにいずれは子供は巣立ち自分の住居からいなくなってしまうでしょうから時期だけの問題かもしれません。

結婚しないでいつまでも一緒にいられても困るかもしれませんが、少なくとも扶養家族でいるうちは私は転勤があるような仕事は選びません。

住まいが安定しない仕事はいくら給料や待遇が良くても私には価値が低いのです。

仕事をバリバリされている方には、『男のくせに』って思われるかもしれませんが、家族が一緒に暮らせないような可能性がある仕事は魅力がないのです。

少なくとも私にとって家族と一緒に暮らすということの比重は結構大きいのです。

転勤命令があってから考えるのではなく、『転勤』を最初から避ける勤め方をしています。


また、先日は近所の同世代の旦那さん(子供の友人の父親)と話す機会があり、彼は「子供が巣立った後、奥さんと2人きりになったら、どうやって暮せばいいだろう…」などと、心配?していました。

まぁ、少しはテレ隠しもあるのかもしれませんが、結構こういう夫婦って多いように聞きます。

子供ができてからは2人きりで出かけることもなく、たまに2人きりになると子供の話以外共通の話題もなく困ってしまうというケース。

私自身、妻と二人きりで出かけることはあまり多くありませんが、二人で出かける機会があれば、喫茶店に寄ったりして二人の時間を楽しむことができます。

だから子供と一緒の今もとても楽しく幸せですが、二人の暮らしがきたら、その時は二人の暮らしを楽しみたいって思っています。

(妻が『えぇ?マジ?』なんて思っていたらどうしましょ?)


ところで家族が一緒に暮らせないシチュエーションとしては離婚というケースも多いかもしれません。

離婚も家庭それぞれの事情があるので、それについては特に良いも悪いもないのですが、私自身のことだけに限って言えば、やはり一緒に暮らせないということは人生の大きな不幸だと思います。

実際に『もうこのままでは無理かな』って、諦めに近い状況まで夫婦関係が悪化した時期も経験しましたので今一緒に暮らしている幸せを私はとても強く感じます。

悪化していた時期はこんな風に思っていました。

『自分にはかなり合っている人を選んで結婚したつもりなのに、それでもこんな風になってしまうなんて、きっと俺は結婚なんてものに向かない人間なんだな』って、思ったものです。


よく、『失ってみてわかる幸せ』って言われることがありますが、

私、そうなったことがないのでわかりませんが、『家族との暮らし』ってきっとそうなんじゃないかなって勝手に想像しています。



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