【さぁ、初めて立場が逆転した! ~経理管理職の転職23~】 [私の転職活動]
複数の企業からオファーが来た時の対処とは…
本命の会社の一次面接を4月9日に終え、エージェントTさんから「良い感触」であることを告げられ、結果を待つことにしていました。
帰ろうとすると数分後に携帯が鳴りました。
「おめでとうございます!一次面接通過です!」
Tさんからの吉報です。
Tさんから、「乙社の内定が出て早く進める必要があること」を伝えてくれたのでしょう…
4月16日に二次面接を行うとのこと。
Tさんからは、
「甲社は通例で内定を出す前に小論文の課題が出るので準備をしておくと良い」
とのアドバイスを頂いていました。
16日が二次面接なので、その後に提出になるだろうということでした。
学生時代以来、小論文なんて書いたこともないので取り急ぎ関係書籍を買ってきて勉強することにしました。
なんとしても本命の甲社から内定を取りたい… 必死でした。
既に乙社から内定が出ており、急ピッチで甲社から内定を引き出さないと…
甲社の案件を進めながら乙社への最終回答を迫られてしまいます。
1冊を斜め読みして小論文の作成準備をしました。
課題は時事問題を自分でピックアップして自分なりの意見を論じるというものでした。
最近の新聞を読み漁り、ネタとして取り上げやすいものを探しました。
その間にも、4月に入って応募したハローワーク案件の書類選考の結果がきました。
4月10日/MS社(食品会社:経理事務)/不採用
4月10日/R社(人材育成コンサルタント:財務兼経理)/書類選考通過
4月10日/R社(人材育成コンサルタント:財務兼経理)/書類選考通過
段々と、書類選考の通過確率も上がってきました。
「上げ潮じゃぁ~」
妻への報告もだんだんと乗ってきました。
R社の一次面接は4月14日になりました。
小論文の準備をしつつもR社の面接準備も怠りなく進めました。
乙社からは正式な内定通知を頂くことになり訪問です。
この時期に面接を受けた高橋取締役と顔を合わすのは気が引けますが大事な手続きです。
現在、他社の内定待ちであることも告げました。
「どちらの会社が本命なのか?」と聞かれましたが、どちらとも言えないというようなことを言いました。
内定をゲットしていなければ、絶対に「御社が本命です!」が正解に決まっている答えです。
『内定』の重み…
ひしひしと感じます。
内定通知はTS社の規定フォームのようで、月額給与、賞与の額、入社日など具体的な内容が書かれています。
「ようやくここまで来たか…」 実感です。
とりあえず、その日は内定通知を頂き、辞してきたのですが、
「これでとりあえず最悪でもこの会社にお世話になることで今回の転職は終わらせることができる…」
そう思いました。
「あと少し…あと少し頑張れば終わる…」
さて、状況は日々刻々と変わります。
4月14日/R社/一次面接
4月15日/MF社/二次面接
4月16日/甲社/二次面接
その他 乙社…内定結果に対する回答保留 FD社…二次面接結果待ち
4月15日/MF社/二次面接
4月16日/甲社/二次面接
その他 乙社…内定結果に対する回答保留 FD社…二次面接結果待ち
という状況のなか、14日、15日の面接は特に問題なく終了しました。
特にMF社では社長面談がありましたが、「是非、一緒に仕事をしましょう」などと言われ手応えを感じました。
そんななか、Tさんから甲社の小論文を至急提出するように指示が出ました。
二次面接を待たずにほぼ「仮内定」の状態になっている、二次面接で特に問題なければ確実に正式内定が出るだろう、ということです。
それまでに小論文での判定を済ませておきたいとのことです。
当初は他の候補者の面接を15日頃に行い、私の内定を最終決定する予定でしたが、私の活動状況を知り甲社もだいぶ焦っているようです。
もう一人の最終候補者は
「私が入社しなかった時の保険」
に格下げされたようです。
このような状態になって初めて求人企業と求職者は対等の関係になると思います。
両者が
『選ぶ権利もあり、選ばれないリスクも抱えている状態…』
とでもいいましょうか…
とにかく私は急いで小論文を書くことにしました。
しかも健康診断もすぐに受診して健康診断書を提出して欲しいとのことです。
すぐに診断書を発行してくれる病院を調べなくてはなりません。
Tさんは、すぐに調べて2つの候補の病院の連絡先まで教えてくれました。
病院の方は、何とか16日に行けば即日交付をしてくれることで健康診断の予約をしました。
午前中に健康診断をして午後に最終面接に臨むというわけです。
あとは小論文だけです。
ボールペン、原稿用紙への手書きは結構大変です。
字数制限がありますからワープロで原稿用紙スタイルで字数確認をしながら原稿を仕上げます。
結局、15日は徹夜でした。
完成したワープロ原稿とUSBメモリをカバンに詰め込み都内の病院へ向かいます。
メールでメンターの高見さんとエージェント担当者のTさんに添削をお願いして、何かあれば携帯メールに連絡をもらうようにお願いしました。
徹夜でフラフラしながら健康診断を受け、診断書をもらって、ネットカフェに向かいました。
小論文の添削について、エージェントTさんからは「問題なし」との回答でした。
メンターからは1か所の訂正箇所をご指摘いただきました。
すぐにネットカフェで原稿をプリントアウトして手書きの清書です。
何とか仕上げることができました。
まだ甲社との最終面接の約束の時刻まで時間があったのでネットカフェで仮眠しました。
本当に爆睡しました。
ここで寝過ごしたら、またドラマが始まるところですが、その日は私もいつも以上に緊張はしていました。
携帯の目覚ましでちゃんと起きて面接に行くことができました。
無事、健康診断書と小論文を提出して面接も先日と同じメンバーで確認程度の簡単なものでした。
後は甲社からの内定をゲットするだけとなりました。
4月16日…
今回の転職のヤマ場でした…
甲社から内定をゲットできたのでしょうか…
それでは、次回をお楽しみに…
シリーズ
〔経理管理職の転職〕
〔経理管理職の転職〕
経理課長として勤務していた企業がリーマンショックの影響をもろに受け転職を余儀なくされ立ち向かった経理マンの転職の記録
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人材紹介会社の担当者次第でうまくいかないこともある…
人材紹介会社の担当者次第でうまくいかないこともある…
確かに買い手市場のこの時期、求職者に主導権がないので大抵のことは飲みますが、これから入る会社の給料を「セリにかけられるような真似」をされて「はいそうですか」とホイホイ応えられません。
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