【「打点」の高さを意識する 「チョイうま卓球理論1」】 [スポーツ]
いよいよ始まりました【「温泉卓球」を卒業するための「チョイうま卓球理論」】の第1回目の講義です。
卓球は相手のコートにピンポン球を入れるという当たり前なルールがあります。
その為に大事な基礎理論は『卓球台のサイズ』と『打球』の関係、そして『打球の軌跡』です。
このサイズ(数値)を覚える必要はもちろんありませんが、『体で覚える』必要はあります。
寸法がわかるように平面で見るとこんな感じです。
幅152.5cm、奥行137cm、面積にしたら2平方メートルちょっとの相手のコートの中にピンポン球を弾ませなければなりません。
打点と打球の軌跡と台の関係がとても大事になります。
今後の説明をするにあたりまして、卓球台の方向を3次元の座標軸で表現しようと思います。
『X軸』は台の左右、『Y軸』は台の前後、そして『Z軸』は高さとなります。
15.25cmの高さのネットを越えなければ打球はネットにひっかかり相手に得点が入ってしまいます。
そして台からオーバーしないように、ネットから奥行約137cm以内に台と接する打球を打つ必要もあります。
〔前提条件〕
卓球の打球の軌跡は「重力」「回転(スピン)」等に影響を受けるため「打球の強さ・速さ」や「どの様に回転をかけたか」によって異なるものとなります。
まずは基本的な『軌跡』についてお伝えしたいので比較的軌跡がこれらの影響を受けにくい打球であるという前提にしたいと思います。
『ほどほどに強めに打たれた軽い順回転のかかったボールの軌跡』そんな前提です。
まずは下の図をご覧ください。
通常の打球はこんな感じで相手のコートに打球がバウンドします。
これに対して打点が下がったのに同じように打ってしまうと同じところを打球が通過しても台をオーバーしてしまいます。
さらに打点が低くなると今度はネットにひっかかってしまいます。
ネットに引っかからない様に『上を狙って打つ』と…
明らかに台には到達することなくオーバーしてしまいます。
ネットの位置・高さ、台の奥行は常に一定です。
Z軸だけで考えると台に入るかどうかは全て『打点』の高さで決まります。
そして台に到達できる範囲も『打点』の『高さ』で決まってきます。
ネットから距離が同じ打点の場合打点が高い方が『入れられる台の範囲』は大きくなります。
図の『黄色い部分』が入れられる台の範囲を表しています。
上の2つの図で打点の高い場合と低い場合の違いがよくわかると思います。
まぁ、別に驚くことでもありませんね。
ただ、このことを強く意識して卓球するだけで随分違うのです。
この2つの図からどんなことを意識すれば良いでのしょう?
〔打点の違いでどうなる?〕
・打点が高いほど入れられる台の範囲が広くなる
・打点が高いほど角度が急な打球を打つことが可能となる
・打点が低いほど入れられる台の範囲が狭くなるのでコントロールが必要とされる
つまりは…
・確実に相手のコートに入れたい時はできるだけ打点を高くする
・相手ができるだけコートに返しづらくするために打点が低くなるような球を返す
・打点が低い時には高い時よりもコントロールを必要とするから慎重に打球する
結局…
・自分にとって打点が高いほど有利
・相手にとって打点が低いほど不利
では自分が打ち返す時に打点を高くするにはどうしたら良いのでしょうか?
そして、相手の打点を低くするにはどうしたら良いのでしょうか?
でも『打点の高さ』を自分に有利にする方法をご紹介する前にもうひとつ大事な打点を左右する要素があります。
次回は『卓球台の奥行』は打球にどう影響するのか?をご紹介したいと思います。
お楽しみに…。
★ 卓球スーパープレイ! ★
〔次の記事へ〕
⇒ 【ネットからの距離が与える打球への影響と卓球の特性 「チョイうま卓球理論2」】
【「打点」の高さを意識する】
【ネットからの距離が与える打球への影響と卓球の特性】
【「高さ」を意識して打球する コントロールがモノを言う】
【ピンポンが卓球に変わる 「回転(スピン)・下回転」を知る】
【ドライブの軌跡は? 「回転(スピン)・上回転」を知る】
【卓球の横の動き 『ストレート?』 『クロス?』の特性を知る】
【フォアからどんなコースを狙っていけばいい?】
【「このコースに打ってみろ!」パターン別に解説してみました】
会場の『国立代々木競技場 第一体育館』はこんな感じ
プレー中は静まりかえり固唾を呑んで見守ります
ニッポン!ニッポン!はやっぱりコレ!
ミスした時にため息はご法度です(笑)
下の記事は私と息子で観戦した世界卓球のレポートです。
卓球も世界レベルはみごたえ充分です!
⇒ 【『世界卓球』観戦記 スーパープレイと感動をもらった! 2014年 in 国立代々木体育館】
2014年世界卓球団体選手権東京大会/公式サイト
テレビ東京 世界卓球特設サイト
水谷隼 オフィシャルサイト 公式ホームページ
水谷隼 Amebaブログ
石川佳純オフィシャルウェブサイト
塩野真人の On your mark!
卓球は相手のコートにピンポン球を入れるという当たり前なルールがあります。
その為に大事な基礎理論は『卓球台のサイズ』と『打球』の関係、そして『打球の軌跡』です。
卓球台のサイズを知る
卓球台のサイズは国際規格で決まっています。このサイズ(数値)を覚える必要はもちろんありませんが、『体で覚える』必要はあります。
寸法がわかるように平面で見るとこんな感じです。
幅152.5cm、奥行137cm、面積にしたら2平方メートルちょっとの相手のコートの中にピンポン球を弾ませなければなりません。
打点と打球の軌跡と台の関係がとても大事になります。
今後の説明をするにあたりまして、卓球台の方向を3次元の座標軸で表現しようと思います。
『X軸』は台の左右、『Y軸』は台の前後、そして『Z軸』は高さとなります。
『打点』の高さでこんなに違う
卓球には打点から相手のコートの間に『障害』が用意されています。言わずと知れた『ネット』です。15.25cmの高さのネットを越えなければ打球はネットにひっかかり相手に得点が入ってしまいます。
そして台からオーバーしないように、ネットから奥行約137cm以内に台と接する打球を打つ必要もあります。
〔前提条件〕
卓球の打球の軌跡は「重力」「回転(スピン)」等に影響を受けるため「打球の強さ・速さ」や「どの様に回転をかけたか」によって異なるものとなります。
まずは基本的な『軌跡』についてお伝えしたいので比較的軌跡がこれらの影響を受けにくい打球であるという前提にしたいと思います。
『ほどほどに強めに打たれた軽い順回転のかかったボールの軌跡』そんな前提です。
まずは下の図をご覧ください。
通常の打球はこんな感じで相手のコートに打球がバウンドします。
これに対して打点が下がったのに同じように打ってしまうと同じところを打球が通過しても台をオーバーしてしまいます。
さらに打点が低くなると今度はネットにひっかかってしまいます。
ネットに引っかからない様に『上を狙って打つ』と…
明らかに台には到達することなくオーバーしてしまいます。
ネットの位置・高さ、台の奥行は常に一定です。
Z軸だけで考えると台に入るかどうかは全て『打点』の高さで決まります。
そして台に到達できる範囲も『打点』の『高さ』で決まってきます。
ネットから距離が同じ打点の場合打点が高い方が『入れられる台の範囲』は大きくなります。
図の『黄色い部分』が入れられる台の範囲を表しています。
上の2つの図で打点の高い場合と低い場合の違いがよくわかると思います。
まぁ、別に驚くことでもありませんね。
ただ、このことを強く意識して卓球するだけで随分違うのです。
この2つの図からどんなことを意識すれば良いでのしょう?
『打点』の高さの違いで意識したいこと
打点の高さの違いで意識すると見えてくるもの、どんなものがあるでしょうか?〔打点の違いでどうなる?〕
・打点が高いほど入れられる台の範囲が広くなる
・打点が高いほど角度が急な打球を打つことが可能となる
・打点が低いほど入れられる台の範囲が狭くなるのでコントロールが必要とされる
つまりは…
・確実に相手のコートに入れたい時はできるだけ打点を高くする
・相手ができるだけコートに返しづらくするために打点が低くなるような球を返す
・打点が低い時には高い時よりもコントロールを必要とするから慎重に打球する
結局…
・自分にとって打点が高いほど有利
・相手にとって打点が低いほど不利
では自分が打ち返す時に打点を高くするにはどうしたら良いのでしょうか?
そして、相手の打点を低くするにはどうしたら良いのでしょうか?
でも『打点の高さ』を自分に有利にする方法をご紹介する前にもうひとつ大事な打点を左右する要素があります。
次回は『卓球台の奥行』は打球にどう影響するのか?をご紹介したいと思います。
お楽しみに…。
★ 卓球スーパープレイ! ★
〔次の記事へ〕
⇒ 【ネットからの距離が与える打球への影響と卓球の特性 「チョイうま卓球理論2」】
【「打点」の高さを意識する】
【ネットからの距離が与える打球への影響と卓球の特性】
【「高さ」を意識して打球する コントロールがモノを言う】
【ピンポンが卓球に変わる 「回転(スピン)・下回転」を知る】
【ドライブの軌跡は? 「回転(スピン)・上回転」を知る】
【卓球の横の動き 『ストレート?』 『クロス?』の特性を知る】
【フォアからどんなコースを狙っていけばいい?】
【「このコースに打ってみろ!」パターン別に解説してみました】
観戦スナップ集
~ 世界卓球 2014 in 国立代々木競技場 第一体育館
会場の『国立代々木競技場 第一体育館』はこんな感じ
プレー中は静まりかえり固唾を呑んで見守ります
ニッポン!ニッポン!はやっぱりコレ!
ミスした時にため息はご法度です(笑)
下の記事は私と息子で観戦した世界卓球のレポートです。
卓球も世界レベルはみごたえ充分です!
⇒ 【『世界卓球』観戦記 スーパープレイと感動をもらった! 2014年 in 国立代々木体育館】
2014年世界卓球団体選手権東京大会/公式サイト
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水谷隼 Amebaブログ
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