【『進撃の巨人』6つのエッセンス<6>知るほどに深まる 「謎解き」】 [動画・アニメ]
〔6〕知るほどに深まる 「謎解き」
<ご注意>
この記事はアニメ版『進撃の巨人』の第1期に関して「ネタバレ」を含んでいます。
その点をご注意の上読み進めて下さい。
【エッセンス6】
謎解き
エッセンス6つめは『謎解き』です。『進撃の巨人』の大きな魅力の一つが謎に包まれたストーリーです。
ドラマの続きを早く観たくなるのは、そこに何かしら『謎』があってその謎を知りたいから、ということはよくあることです。
ただ、『進撃の巨人』の場合には、
そもそも『巨人』っていったい何?とか、
舞台設定となっているエレン達が住んでいる街は世界のどこなの?とか、
いつの時代なの?とか、
私たちが住むこの現在の世界とは全く関連性のない世界という設定で描かれているの?
とかまったくと言っていいほど語られません。
ミカサの幼少時代の回想シーンがある第6話 『少女が見た世界』で、ミカサがこの世界では大変貴重な東洋人の血を引く少女という描かれ方がされていることから、まったく架空世界ではなく西洋のどこか、という位置づけのようになっているようです。
描かれている風景からすればなんとなくそういう感じは受けますが…。
また巨人については、訓練兵であるエレン達が講義を受けているシーンで、ある程度明らかにされましたが、それでも、根本的な話として、
『何故あんなのが突如沢山出現して、人間達を襲い始めたのか?』とか、
『人間を襲う目的は?』とか…。
そういったことをあれこれ想像しながら楽しむのはファンとして楽しいものです。
そして、最も謎を深めているのがこの人です。
謎多き近くて遠い人 グリシャ・イェーガー
何やらエレンに秘密の注射を打って記憶を消したような回想シーンが出てきたり、
意味深な「地下室」のことを示唆したり。
巨人が人類を襲うのはグリシャが黒幕だ、という『グリシャ陰謀説』まであるくらいの謎の多い人物です。
しかも人類の災厄の日である『超大型巨人』が攻めてきたときには出張中で家族と離ればなれのまま、現在も行方知れずになっています。
そしてエレンに残した『地下室に行けばわかる』という言葉に基づき、巨人の領域と化してしまったシガンシナ区にあるエレンの自宅の地下室がこの物語の鍵となっています。
この地下室を目指して謎を解明するということが当面の目標になっているようですが、まだその作戦すら遂行されていないので先は長いのかもしれません。
前提すら知らされないなかで‥‥
私が子供時代に夢中になったアニメ『宇宙戦艦ヤマト』では、その時代背景もイスカンダルに『放射能除去装置(コスモクリーナー)』をもらいに行くという風に目的も明快でした。そして、それを阻止しようとするデスラー総統率いる宿敵ガミラスという構図も…。
『進撃の巨人』では、闘う相手が一体だれなのかすら未だはっきりしていません。
確かに目の前に現れる『巨人』は人類の敵ではありますが、どうも『壁の内側』にその黒幕がいる、と思わせる雰囲気があり靄がかかったような状態です。
アニ‥‥何故に君は女型の巨人なの?
アニメ第1期で最も興味を引いたのが『女型の巨人』とはいったい何なのか?ということでしたが、その正体がエレン達第104期訓練兵の同期アニだったことも衝撃でしたが、そのアニが何やら重い過去を背負っていそうだという回想シーンの挿入でした。アニを捕獲して、謎を吐かせるという作戦で臨んだものの結局アニはクリスタルの殻に閉じこもってしまいました。
そして先を知りたいファンがここにいる‥‥
謎は深まるばかりです。既に私はこんな本も買ってしまいました。
⇒ 『進撃の巨人』禁断の書 「最終研究」を買ってみた
でも、ネタバレが恐くてほとんど読んでいませんが…(^_^;)
私は謎多きアニメとして有名なエヴァンゲリオンも好きですが、『進撃の巨人』はエヴァンゲリオンと比較すると、
伏線を張る ⇒ 伏線の回収 ⇒ 伏線を張る ⇒ 伏線の回収
が割と期待通りになされている感じがして納得感があります。
エヴァは楽しい反面、不完全燃焼の時がある感が否めませんが、『進撃の巨人』は伏線がオーソドックスに回収されている気がしてあまり極度の『残尿感』のようなものに支配されることが少ない点が健康に良いかもしれません。
アニメ第1期の最終回は壁の中から巨人の顔が覗いていたシーンで終わりましたね。
あそこから新たな謎が私たちを襲うのか、それとも今までの謎に答えをもたらすのか…。
あっぱり第2期が楽しみです。
ちなみに我が家には単行本がありますが、いまだテレビ放映がされていない部分は読んでいません。
やっぱりまっさらな状態でアニメを観てワクワクして楽しみたいものですから…。
早く続きが観たい!
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