【ヘッドハンターと会ってみた ヘッドハンティングの実体験 ~経理管理職の転職9~】 [私の転職活動]
ヘッドハンティングとは…。まずは待ち合わせの喫茶店へ行くことにしました。
ヘッドハンティングというとちょっとドラマ風ですが、アプローチはほかの人材紹介会社と同様でした。
人材バンクネットに登録された私の経歴を見た担当者(大げさに言えばヘッドハンター)からメールで「先ずは会いませんか?」というお誘いがあったのです。
他のエージェントが、「先ずは当社に求職者登録を!」とか「紹介したい会社があります」といったアプローチに対して、「あなたの経歴に興味を持った、だからまずは会いたい」といったスタンスがちょっと違ってました。
正直なところ胡散臭さも感じていました。
「なんか、怪しいな…。喫茶店をアポイントにいきなり誘ってくるなんて…」
というのが最初の印象でした。
とにかく怪しいツボでも売られそうになったら断って帰ってくればいいやという気持ちでアポイントの喫茶店へハンターに会いに行きました。
担当者はまだ20代と思われる若い男性でした。
物腰は丁寧ですが、話す内容というかスタンスというか、そういう微妙なところが一般の人材紹介会社の担当者と違う感じです。
まず、はっきり意見を言い、しかも断定的に言い切ります。
一般の担当者だと含みを持たせて断定的な「物言い」を避ける傾向にありますが、このハンターは違っていました。
自分の思った方向に持っていくため断定的に理論を展開します。
また年収だとか就職後のポジションだとか、そういうことについて非常に具体的な点を強調します。
しかも他人の仕事観に対して諭すような口調です。
どう見ても私より若いこのあんちゃんに…。
「今よりも確実に高い年収とキャリアアップに有効なポジションを用意する。
そのキーマンが私なのですよ。」
って感じでした。
「お前みたいな社会の厳しさもよく分かっていない若造に、
そんなに偉そうに言われたかないや。」
って思いましたが、そこはそれ、
『来る者拒まず、間口は広く』
がモットーの私でしたので、気持ちとは裏腹に「ありがとうございます。よろしくお願いします。」というスタンスを貫き通しました。
勿体つけていましたが喫茶店での面談の後半でやっと紹介の案件が出てきました。
心の中で
「そうだよ。早くそれを出せよ。」
なんて思っていましたが、とにかく案件の詳細をじっくりと聞くことにしました。
会社は創業2代目が経営する大手クリーニング業です。
非上場ですが、法人顧客も多く業績は安定しているようです。
経理の管理職候補としての採用ですが、大きな会社ではないので、経理がわかる人間が企画的要素で社長のブレインとして活躍を期待されているようです。
ヘッドハンティングでは書類選考はありません。
ハンターがこうやって書類選考にあたる選考を行い、そのふるいにかかった人間を実際に企業と引き合わせるという仕組みのようです。
私は事前の経歴とこの喫茶店の面談でハンターの「選考」は通過したようです。
恐らく選考に通過しないと、
「じゃぁ、いい案件があったら紹介しますので…」
などと言われて面談終了になるのでしょうね。
ハンターは短時間で話を進めたいようで、その場で社長との面談の約束を決めたいとのことでした。
いきなり社長面談とはすごいじゃないか!って感じで私は二つ返事で応じました。
3月7日に、あるホテルのラウンジで社長とハンターの3人での面談となりました。
「会社で面接じゃないんだ…」
なんとなく胡散臭さがぬぐえない展開ではありますが、このチャンスをフイにしたくはありません。
期待感満載の感じを演出してハンターと別れました。
もちろん帰ってからは、まずは企業情報の収集です。
社長面接対策で想定問答集の作成にも力が入ります。
一般の人材紹介会社では求人企業側の手数料は成功報酬ですが、こういうヘッドハンティングは求人活動そのものに手数料が支払われています。
ですから一次選考の品質の高さを求められるのだと思います。
ニーズに合致していないような人を紹介することはできないのでしょう。
そのためヒアリングも品定め的要素が強く、能力だけでなく仕事やキャリアアップに対する考え方など細かく「意見」とか「考え方」を求められます。
人間そのものを品定めされているような…
先述のように若干不快感も伴いますが、書類選考より面接が得意な私にとっては、結構良いアプローチだと感じました。
いきなり社長とのサシの面談、しかも慣れない高級ホテルのラウンジなどという場所ということで、いつになく緊張しながらホテルのラウンジへと向かいました。
次回は、社長の面接の様子などをお伝えしたいと思います。
それでは、次回をお楽しみに…
シリーズ
〔経理管理職の転職〕
〔経理管理職の転職〕
経理課長として勤務していた企業がリーマンショックの影響をもろに受け転職を余儀なくされ立ち向かった経理マンの転職の記録
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人材紹介会社の担当者次第でうまくいかないこともある…
人材紹介会社の担当者次第でうまくいかないこともある…
確かに買い手市場のこの時期、求職者に主導権がないので大抵のことは飲みますが、これから入る会社の給料を「セリにかけられるような真似」をされて「はいそうですか」とホイホイ応えられません。
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