クルマ・バイク：はるのたわごと　～経理マンの転職：So-netブログ

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【ＦＺ２５０ PHAZER ～旅の友…よりは生活の足～】　[クルマ・バイク]

今日は、若かりし頃乗っていたバイクのことについて書きたいと思います。

それまで、スクーターを乗っていましたが、どうしてもスポーツタイプのバイクに乗りたくて、中型免許を取ってバイトに精を出していました。

自動車修理の仕事をしていてバイクの中古屋さんにも顔の利く父の紹介でとうとう念願の愛車を手に入れました。

私の乗っていたバイクは、『FZ２５０　PHAZER』、通称「フェザー」

（私の呼び方はフェーザーではなくあくまでフェザー…）、

ヤマハの２５０ＣＣとしては初めての４気筒バイクです。

残念ながら、その後に発売されたＦＺＲ２５０という、時流に乗った後継車種が出たため、さほど人気が出た車種ではありませんでしたが、私はとてもこのバイクがお気に入りでした。

ＦＺ２５０ PHAZER

プラモデルのようなスタイルも私は実は気に入っていました。

小さいボディは、背の低い私にはとっても取り回ししやすかったです。

いわゆる『足つきがいい』バイクでした。

そのため女子にも人気がありました。

見た目はおもちゃチックですが性能はなかなかのものです。

２５０ｃｃでは制限ギリギリの４５馬力で車重が軽くあっという間に15,000回転まで回るエンジンは一気に加速します。

当時唯一出ていたスズキの250㏄４気筒バイクのＧＦ２５０は排気音は最高に良かったですが走行性能はフェザーには遠く及びませんでした。

フェザーの排気音は「いい音」がする回転数ゾーンもほんの少しあるのですが全体的にはモーターで走っているような音です。

音を体感してみる

告白しますと、東北自動車道で一度だけ、フルスロットルでどこまでスピードが出るかをチャレンジしてみたことがあります。

上の動画みたいな感じです。

タコメーターは右に張り付いたままで、メーターでは１８０㎞オーバーでした。
（メーターが１８０㎞までしかなくて…）

正直いって、風がすごくて目線だけを前を見て完全な前傾姿勢でした。

体を立てたら飛ばされそうで、とても怖かったです。

私はこの大好きなフェザーで北海道旅行に行きました。バイクでの一人旅です。

ただ普段はどちらかというと私の学校まで、そしてバイトへの大事な足として私をサポートしてくれました。

ほぼ一直線の街道を走る通学通勤経路では、このバイクで走るとどこが信号待ちになって、どこがスルーできるかも全部頭に入っていました。

本当に私の手足のように動いてくれました。

学校が遅く始まる日には、午前中に奥多摩まで一人でブラッとツーリングに行ったり、夜中に何だか気持ちが煮詰まったら、海まで行くんだなんて思いながら、新宿の街を通り抜け、結局、海までたどり着けずに帰ってきたり…。

いつも行動を共にしていた、友の様な存在でした。

残念ながら社会人になって乗る暇もなく、結局、実家の倉庫に何年も眠っていたこの愛車はバイク好きの友人にあげてしまいました。

それからずいぶんと時が経ちますが、どうなったんだろうな…。

その友人にも会っていないです。

確かにバイクは転倒すると大けがになりますので趣味にはできません、時々フェザーでかっ飛ばしたいなぁなんて思うことがあります。