【最近、国産電化製品を買う比率が下がったと思っているのは私だけだろうか…】 [コラム集 「TAWAGOTO」]
私が子供の頃は、日本製品が『安さ』で一気に世界で台頭し始めた頃だった。
学生時代はバブルが華やかで日本は『我が世の春』さながら、『お金を持って』世界に出かけて行っていた。
そして日本製品は『安さ』だけではなく、その性能の良さでも世界の『憧れの的』の印象があった。
日本人は独創性や開発力は劣るが、既存の技術や製品を巧みに向上させ、より安いコストで市場に送り込める卓越した能力を持っている、そんな言われ方だったと思う。
『日本人はモノマネしかできない』というちょっと軽蔑の気持ちも混じった言われ方ではあったのだが、それを跳ね返すほどの勢いが日本にはあったと思う。
もちろんそれを裏付けるだけの技術力や総合力があったのだと思う。
だから、マニアが欲しがるような高級品などは別にして、『一般の電化製品は日本製に限る』、っていう風潮があったような…。
実際、私は日本製しか買わず海外の電化製品は『粗悪品』の印象が強かった。
それがいつからだろうか…。
日本製品ではないものを自然に買っていた。
最初に手を出したのは、ダイニング用の小さなテレビ。
性能は一切問わないのでとにかく安いものを買おうと思って買った19インチの液晶テレビ。
台湾製だった。
まだ地デジ化もされていない頃でアナログ専用機だった。
高性能ではなかったけど別に機能的に問題は無かった。
安かったから寿命が短くて壊れたら壊れたでいいやって思って買ったけど、別に壊れもせず地デジに移行した現在も健在である。
さすがに地デジ対応していないため『テレビとしての役割』は終えてしまったが、地デジ移行というイベントが無ければきっと今も我が家のダイニングの友だったに違いない。
現在は私の部屋のパソコンのサブディスプレイとして活躍している。
⇒ 【地デジ化でいらなくなったテレビの活用 マルチディスプレイのすゝめ】
あくまでもサブ的立場のテレビだったけど、私にとっては海外電化製品購入の『口火』だったのかもしれない。
次に購入したのがDVDプレイヤー。
それまで使っていたVictor製のVHS+DVDレコーダーが何度修理してもすぐ壊れるので、もうテレビの録画機能は諦めて、3千円で売っている再生専用機を2台立て続けに購入した。
こちらはレンタルビデオのTSUTAYAで購入した中国製だ。
我が家ではテレビ番組が録画できない生活がもうかれこれ5年くらいは続いており我が家のDVDライフを支えているのはこの 『Made in China 』 の再生専用機2台だ。
とてもちゃちな感じはしたが2台とも健在である。
次は、DELLのノートパソコン。
これも求めていた性能を備えた中で一番安く買えたから。
それまで使っていた日立製のノートPCがクラッシュしたために購入したものだった。
このパソコンを購入した時にはマニュアルがほとんどなかったのが印象的だった。
これは海外製品だったからではなくインターネットの普及率が高まり電子マニュアルが一般的になってから購入したというタイミングのせいもあるのだろうが、私の印象は『やっぱり日本製の方がユーザーに優しいな』ってものだった。
そして次の海外製はキャノン製のプリンタの調子がどうにもならなくなって買った、
HP(ヒューレットパッカード社)製のインクジェットプリンタ。
こちらもマニュアルの不親切さを感じるところではあるもののコストパフォーマンスには満足している。
キャノン製のプリンタは2台購入したが、どちらも使い物にならなくなってしまって買い替えたわけだが、後継のHP社製のプリンタは歴代2台の寿命を既に上回っているがすこぶる快調だ。
そしてこのブログでもご紹介した台湾製のデスクトップPC。
⇒ 【リビングのテレビでPCライフ 「EeeBox」 ASUS EB1505 デスクトップPC レビュー】
こちらも特に不満は無い。
そして最後は携帯電話。
先日ガラケーを卒業した私はアップル社製のiPhoneを買った。
⇒ 【ガラケー好きでスマホなんて欲しくなかった私が『iPhone 5c』 を手にしたたワケとは】
既にスマホは日本製品の出番が無くなってしまったが韓国製ではなくアメリカ製品を買うことになった。
アメリカ製購入の3つ目となった。
妻はiPhoneを使ってみて「日本人の作った『かゆいところに手が届く』的な製品と比べると配慮の不足した製品」だと評価している。
もちろん日本製を全然買わなくなったわけではないし、条件が同じならば、恐らく日本製をチョイスしていたとは思う。
我が家は電化製品の物持ちは良い方だと思う。
新婚の時に揃えた電化製品は結婚10年目の段階で買い換えたのは洗濯機と掃除機くらいだった。
リビングには結婚当初買った東芝製のブラウン管テレビが活躍していた。
もっと使い続けたかったのだけれど地デジ化がそれを許してくれなかった。
今から15年以上前の私たち夫婦が新婚だった頃の日本製品は丈夫で長持ちだったのかもしれない。
また当時の我が家は壊れにくいような家電品しか買わなかったのかもしれない。
パソコンは秘蔵のWin95機以降、
⇒ 【Win95は健在だった…そして思い出が詰まった宝箱が開いた】
日立製と東芝製を購入していたが、
最近は上述の通り、DELL、ASUSと2台続けて海外製だ。
日立製はクラッシュして天に召された。
⇒ 【サクサク動いた!PCのリフレッシュに挑戦してみた 元凶はアイツ、だった…〔前編〕】
海外電化製品の購入比率が高まったという点では、私と同世代(40代以降)の方は概ね同様なのではないかと思うのだが、どうだろう?
私もちょっとした機能面やアフターケアなどを考慮すると日本製の良さがあるように思うのだが、コストパフォーマンスを合わせて考えると、結果として日本製ではなく海外製品を購入している、そんな感じだ。
それと、これはまったくの気持ちの問題なのかもしれないが、『昔よりも日本製、壊れやすくないか?』ってこと。
安かろう、悪かろう、が嫌だから日本製を買っていたんだけど、あまりその選択には意味がなくなりつつあるような…。
私の中では安くて壊れにくさを求めるなら断然日本製という考え方はいつの間にか消え去っていた。
海外競争力をすっかり失ってしまった日本の家電製品。
経済が発展途上の時期を過ぎ、人口ボーナス期を過ぎ、世界の中で価格を武器に勝負できる時期は日本はとっくに過ぎ去ってしまったのだろうから仕方がないのかもしれない。
私の家電品などの購買傾向は「まず値段から入る」点で『一般庶民』的な買い物傾向だと思う。
だから私が購入意欲を刺激されるようなものは日本全体の消費傾向と言っても過言ではない。
あっ、それは過言か…(^_^;)。
魅力ある日本の家電品を次は購入してみたい。
学生時代はバブルが華やかで日本は『我が世の春』さながら、『お金を持って』世界に出かけて行っていた。
そして日本製品は『安さ』だけではなく、その性能の良さでも世界の『憧れの的』の印象があった。
日本人は独創性や開発力は劣るが、既存の技術や製品を巧みに向上させ、より安いコストで市場に送り込める卓越した能力を持っている、そんな言われ方だったと思う。
『日本人はモノマネしかできない』というちょっと軽蔑の気持ちも混じった言われ方ではあったのだが、それを跳ね返すほどの勢いが日本にはあったと思う。
もちろんそれを裏付けるだけの技術力や総合力があったのだと思う。
だから、マニアが欲しがるような高級品などは別にして、『一般の電化製品は日本製に限る』、っていう風潮があったような…。
実際、私は日本製しか買わず海外の電化製品は『粗悪品』の印象が強かった。
それがいつからだろうか…。
日本製品ではないものを自然に買っていた。
最初に手を出したのは、ダイニング用の小さなテレビ。
性能は一切問わないのでとにかく安いものを買おうと思って買った19インチの液晶テレビ。
台湾製だった。
まだ地デジ化もされていない頃でアナログ専用機だった。
高性能ではなかったけど別に機能的に問題は無かった。
安かったから寿命が短くて壊れたら壊れたでいいやって思って買ったけど、別に壊れもせず地デジに移行した現在も健在である。
さすがに地デジ対応していないため『テレビとしての役割』は終えてしまったが、地デジ移行というイベントが無ければきっと今も我が家のダイニングの友だったに違いない。
現在は私の部屋のパソコンのサブディスプレイとして活躍している。
⇒ 【地デジ化でいらなくなったテレビの活用 マルチディスプレイのすゝめ】
あくまでもサブ的立場のテレビだったけど、私にとっては海外電化製品購入の『口火』だったのかもしれない。
次に購入したのがDVDプレイヤー。
それまで使っていたVictor製のVHS+DVDレコーダーが何度修理してもすぐ壊れるので、もうテレビの録画機能は諦めて、3千円で売っている再生専用機を2台立て続けに購入した。
こちらはレンタルビデオのTSUTAYAで購入した中国製だ。
我が家ではテレビ番組が録画できない生活がもうかれこれ5年くらいは続いており我が家のDVDライフを支えているのはこの 『Made in China 』 の再生専用機2台だ。
とてもちゃちな感じはしたが2台とも健在である。
次は、DELLのノートパソコン。
これも求めていた性能を備えた中で一番安く買えたから。
それまで使っていた日立製のノートPCがクラッシュしたために購入したものだった。
このパソコンを購入した時にはマニュアルがほとんどなかったのが印象的だった。
これは海外製品だったからではなくインターネットの普及率が高まり電子マニュアルが一般的になってから購入したというタイミングのせいもあるのだろうが、私の印象は『やっぱり日本製の方がユーザーに優しいな』ってものだった。
そして次の海外製はキャノン製のプリンタの調子がどうにもならなくなって買った、
HP(ヒューレットパッカード社)製のインクジェットプリンタ。
こちらもマニュアルの不親切さを感じるところではあるもののコストパフォーマンスには満足している。
キャノン製のプリンタは2台購入したが、どちらも使い物にならなくなってしまって買い替えたわけだが、後継のHP社製のプリンタは歴代2台の寿命を既に上回っているがすこぶる快調だ。
そしてこのブログでもご紹介した台湾製のデスクトップPC。
⇒ 【リビングのテレビでPCライフ 「EeeBox」 ASUS EB1505 デスクトップPC レビュー】
こちらも特に不満は無い。
そして最後は携帯電話。
先日ガラケーを卒業した私はアップル社製のiPhoneを買った。
⇒ 【ガラケー好きでスマホなんて欲しくなかった私が『iPhone 5c』 を手にしたたワケとは】
既にスマホは日本製品の出番が無くなってしまったが韓国製ではなくアメリカ製品を買うことになった。
アメリカ製購入の3つ目となった。
妻はiPhoneを使ってみて「日本人の作った『かゆいところに手が届く』的な製品と比べると配慮の不足した製品」だと評価している。
もちろん日本製を全然買わなくなったわけではないし、条件が同じならば、恐らく日本製をチョイスしていたとは思う。
我が家は電化製品の物持ちは良い方だと思う。
新婚の時に揃えた電化製品は結婚10年目の段階で買い換えたのは洗濯機と掃除機くらいだった。
リビングには結婚当初買った東芝製のブラウン管テレビが活躍していた。
もっと使い続けたかったのだけれど地デジ化がそれを許してくれなかった。
今から15年以上前の私たち夫婦が新婚だった頃の日本製品は丈夫で長持ちだったのかもしれない。
また当時の我が家は壊れにくいような家電品しか買わなかったのかもしれない。
パソコンは秘蔵のWin95機以降、
⇒ 【Win95は健在だった…そして思い出が詰まった宝箱が開いた】
日立製と東芝製を購入していたが、
最近は上述の通り、DELL、ASUSと2台続けて海外製だ。
日立製はクラッシュして天に召された。
⇒ 【サクサク動いた!PCのリフレッシュに挑戦してみた 元凶はアイツ、だった…〔前編〕】
海外電化製品の購入比率が高まったという点では、私と同世代(40代以降)の方は概ね同様なのではないかと思うのだが、どうだろう?
私もちょっとした機能面やアフターケアなどを考慮すると日本製の良さがあるように思うのだが、コストパフォーマンスを合わせて考えると、結果として日本製ではなく海外製品を購入している、そんな感じだ。
それと、これはまったくの気持ちの問題なのかもしれないが、『昔よりも日本製、壊れやすくないか?』ってこと。
安かろう、悪かろう、が嫌だから日本製を買っていたんだけど、あまりその選択には意味がなくなりつつあるような…。
私の中では安くて壊れにくさを求めるなら断然日本製という考え方はいつの間にか消え去っていた。
海外競争力をすっかり失ってしまった日本の家電製品。
経済が発展途上の時期を過ぎ、人口ボーナス期を過ぎ、世界の中で価格を武器に勝負できる時期は日本はとっくに過ぎ去ってしまったのだろうから仕方がないのかもしれない。
私の家電品などの購買傾向は「まず値段から入る」点で『一般庶民』的な買い物傾向だと思う。
だから私が購入意欲を刺激されるようなものは日本全体の消費傾向と言っても過言ではない。
あっ、それは過言か…(^_^;)。
魅力ある日本の家電品を次は購入してみたい。
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