【選挙におけるインターネット投票の是非】 [ピックアップ!]
日本の選挙においてインターネットは否定的な扱いで投票はもちろんのこと、選挙活動も厳しく規制されている現状があります。
是非はともかく、個人的には選挙権は権利であり義務ではないと思っているので、行きたくない人を無理に投票に駆り出す必要もないとは思います。
ですからインターネット投票によって無理に投票に行かない人の掘り起こしをする必要も無いとは思っています。
それでも、現状でインターネットによって選挙活動ができなかったり投票ができないのはあまりにも時代に合っていないという気がします。
ネットで調べたら、なかなか面白い記事がありましたのでご紹介します。
『インターネット投票選挙を反対する人の理由』
この記事で語られている内容はちょっと偏っているのかもしれませんが、選挙からインターネットを排除している一端を見るような気がします。
ネット投票は「ある力」が働くと大きく偏った結果になり、場合によっては「悪ふざけ」の結果になることを良く指摘されます。
ただ、これは「投票権」がきちんと管理されていない投票行動による結果であるということが原因だと思われます。
ひとりで多数の票を投じ、結果を自分の都合の良い結果にしようとするネットの弱点は、厳密な『選挙権』の管理によって、多少は緩和されると思います。
当然、20歳未満の子供にはその結果は左右されません。
また、通常のネット投票ですと、「新球団の名前」投票で既にある既存球団の名称が選ばれたりして、まったく投票の意味をなさなくなる投票結果になるような悪弊も立候補者以外への投票は『無効票』になる選挙では意味をなさない行動になりますので、排除されます。
考慮すべき問題は2つに集約されると考えます。
1つは、ネット特有の不正行動を防ぎ切れるかどうかという『技術的な』問題の克服です。
もし万一ウィルスその他により選挙妨害や不正投票行動が出た場合の影響度はインターネット投票では非常に大きいものになると想像します。
そして、不正に関する正確な情報を得るのに苦労するのではないかと考えます。
また、本人確認をどうやってやるか、これも難しい問題だと思います。
住基カード+カードライタなどに基づく手続きですと煩雑になりネットのお手軽さは犠牲になるかもしれません。
でも簡単な認証だけですと、『選挙権の売買』などがしやすくなってしまうかもしれません。
もう一つの課題は、投票率が上がることです。
別に課題ではないのですが、恐らく『投票率』特に、若い人の投票率が上がると困る人はいると思います。
この様な、反体勢力の反対行動をどうやって押さえ込んで実現させるかという課題です。
近い将来、ネットによる投票が実現することを楽しみにしたいと思います。
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