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【「とりあえず…」 ~「私をスキーに連れてって」に夢中だった頃~】 [映画]

私の学生時代は、夏は一生懸命バイトに励み、昼ごはんは学食のうどんで済ませ、せっせと貯金をして、冬のスキーに一気に放出していました。

本当にスキーに夢中でした。

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スポーツとしてのスキーそのものももちろん楽しかったのですが、何よりスキーは非日常の世界に浸れるところが魅力でした。

週末はほぼ毎週日帰りでスキーに行くほどでした。

夜中の朝3時とかに出発してナイターまで滑って高速道路を飛ばして夜中に戻ってくる、なんて今じゃお金もらってもやりたくないようなことを嬉々としてやっていました。

私はスキーに夢中ではありましたがそれほど上手でもなかったし腕前を上げたいとはさほど思ってもいませんでした。

とにかく『スキー』という最高の娯楽をとことん楽しみたい、そんな感じでした。

当時、そんなミーハースキーヤーの私は『極楽スキー』という本を何度も何度も読み返しては、「スキーに早く行きたいなぁ」って思っていました。

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ほんと何百回も読み返したんじゃないかと思います。

この『極楽スキー』とはホイチョイプロダクションの作ったミーハーのためのスキー指南本です。

スキー指南と言ってもスキーの技術向上についてはほとんど書かれていません。

例えば如何にカッコよくタイヤチェーンを巻くかの方法とか、ゲレンデで花火を美しくやる方法とか、とにかくミーハーな内容です。

そしてゲレンデミシュランと称して各スキー場を「若者のスキーリゾート」としてどこが優れているかを評価したスキー場の紹介がメインメニューとして掲載されていました。

私はこのゲレンデミシュランを穴が空くほど読みました

「さんざんコケにしているスキー場もあるが、この本に紹介されているだけで何かしら行く価値のあるゲレンデであることを理解して欲しい」

といったような高飛車な物言いで書かれています。

そんな私がお気に入りのスキー場は『上越国際スキー場』でした。

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とても広いゲレンデは初級者から上級者まで楽しめるコースがありスキーヤーを飽きさせません。

しかもオシャレです。

ゲレンデ内にあるホテルグリーンプラザ上越もちょっとオシャレな外観でご飯を食べるにもスキー場にありがちなうどんとカレーとかつ丼しかない『食堂』とは一味違っていました。

極めつけはカクテルライトとかなんとか言っちゃって3色の影ができるナイター照明です。

【光の三原色を応用して三色の影を作る】

影が3色になるだけって言っちゃえばそれまででしたが、こういった雰囲気も大事な要素ではありました。


都心のスキーヤーのメッカはユーミンが毎年コンサートをやる王者『苗場』ですが、あまりにも混んでいるので避けていました。

それでも一度行ってみたら、やっぱり人気があるだけあって良いスキー場であるのを知りその後は何度か行きましたが…。


さて『極楽スキー』のホイチョイプロダクションが制作した映画『私をスキーに連れてって』は、私のミーハースキーヤーとしての魂に更に火をつけてくれました。

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原田知世、可愛かったです。

三上博演じるスキー馬鹿と原田知世演じる奥手の女の子の恋の物語ですが、とにかく白のスキーウェアがこんなに似合う人もいません。

何だかあの能天気な遊び心がとても楽しそうで一つの目指す姿となりました。

沖田浩之が演じていたチャラオが、シャッターチャンスで「とりあえず」といいながらシャッターを押すのも合言葉のように真似したもんです。

この映画を観て『スキー場ではなんてったって無線機だ!』と目覚め、それだけのためにアマチュア無線の免許も取りました。

先述のタイヤチェーンの巻き方も本当に練習しました。

お手軽なプラスチックの奴ではなく本物の鎖のチェーンをジャッキアップもせずクルマを一切動かさずに巻く方法を晴れた日に練習したもんです。

スキーシーズンが到来すると毎日、新聞の積雪量の欄をチェックして、どこのゲレンデに行けるかをチェックしました。

そして、以前ご紹介したクルマ、赤のレビンにスキーキャリアを装着すると、

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じゃなかった…

これ!
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【ケンとメリー 愛のスカイライン ~私の車遍歴】
【マニュアル車って好きですか?トヨタ86(ハチロク)で火が点いた?】

いよいよスキーシーズン到来に心躍る気分になりました。

「今年もこの季節が来たな…」ってなもんです。

とにかく学生時代はスキーのために何でも我慢できました。

そしてとても楽しい思い出がたくさんできました。

私は日帰りスキー旅行でも、『旅のしおり』をワープロで作ってみんなにあらかじめ渡して、帰宅後は必ずアルバムに写真を入れてメッセージを書き込んで回覧したりして『スキー前』も『スキー後』もまるごと楽しんでいました。

アルバムに載せるために如何に面白い写真を撮るかというのも大事なゲレンデでのミッションなのです。(笑)

旅行の仕事が好きなのはこの頃から始まっていたのかもしれません。

とにかくワクワクすることなら労を惜しみませんでした。

特にスキーって男女混合グループで行きますので盛り上げることも必要です。

大抵私が幹事を引き受けていたので、それなりに準備にも力を入れたもんです。

たぶん今ならツアー後写真閲覧用ホームページとか開設してたんじゃないかと思います。

(ちなみに妻とはこの頃からお付き合いしておりましたので、もちろん一緒に何度も行きました)


世間的にも日本がバブルで最も浮かれていた時代のお話ですが、私自身にとっても、もっともバブルな時期だったのかもしれません。

今はこんなことをしなくても十分幸せを感じることができますので、あの頃のようにしてみたいなどと夢にも思いませんが(スキー場に行ってもきっと寒くてカフェから出ないかもしれません)、あの頃はあの頃で本当に楽しかった良き思い出です。

当時はミーハースキーヤーで溢れかえっていましたので、道路の渋滞もリフト待ちの渋滞もハンパではありませんでしたが、そんなのもまた娯楽の一つとして楽しんだ、そんな時代でした。



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