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【浮かれた時代にベテラン社員が語った「仕事がある有難さ」】 [仕事]

私は、バブル絶頂の時に就職時期を迎えました。

当時は毎日がお祭りのようにみんなが浮かれていました。

パーティ

インターネットが普及していない当時は、電話帳よりも分厚いリクルート雑誌が無料で何冊も送り付けられてきました。

そこについているはがきを出せば更に詳しい企業の資料が山の様に送られてきます。

人手不足で倒産することはあっても働き口に困ることなんてない時代でした。

みんな忙しく働いていて残業残業で「お金は稼げても使う暇がない」なんて人も多かったようです。

私より3年早く社会人となっていた兄からは、

「社会人になったらとにかく時間がないから学生時代のうちにやりたいことをやっておけ。」

なんてよく言われていました。

でもその兄から聞いた話で印象に残っていたのは…

兄は当時最も人手を必要としていた半導体事業の技術者として働いていて、本当に忙しく会社に寝泊まりするのも当たり前の世界だったそうです。

若い社員たちは正に「兵隊」として最前線で闘っていたわけです。

若いやつらは「休みがない」とぼやくわけですが、兄の周りにいた年配の社員の方々からこう言われたそうです。

「お前たちは、仕事がない辛さを知らないからな…。

どんなに忙しくして辛くても、仕事がないよりもましだ。」

若い社員どころかベテランの人たちだって、みんながこの繁栄がずっと続くと思っていた時代です。

きっと兄も印象に残った言葉だったから私に教えてくれたんだと思いますが、私にも強く印象に残りました。

私も「働き口に困る」なんて時代は予想もしていませんでしたが何故か心に残りました。

そして私が就職して間もなくバブルははじけました。

私はすでに旅行会社に転職しており貧乏暮らしも慣れていましたので、バブルがはじけたからと言って別に天国から地獄に堕ちた感じはしませんでしたが、「就職することが困難になった」ことは間違いありませんでした。

それでも、どこかでみんな「景気は循環するもの」だからいずれまた、良い時もやって来るさ…

そう思っていたと思います。

でも日本人の大半が思っていたよりも景気は良くはならなかったみたいです。

私はあの浮かれた時代を知っていただけにその後持ち直していた景気も大した上向きではないと思っていました。

でもリーマンショックという新たな出来事があったとき「ずいぶんと恵まれた状況に回復していたこと」に気づかされました。

そして今、仕事を求める人が沢山いる状況になっています。

私は「仕事があることのありがたみ」というのを少し感じながら仕事をしています。

兄に話をしてくれた先輩社員の方の様に本当に身に染みてはいないかもしれませんが、仕事ってあることが、ありがたいって少しは知っていると思っています。

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