【「面接にはこっそり来てね。」 それって… ~経理管理職の転職17~】 [私の転職活動]
3月26日に書類選考通過の連絡があった乙社…
3月30日が面接日です。
実は希望退職に応じた会社の最終出勤日は3月31日です。
第1目標の退職日までに内定をゲットするのは残念ながら達成できませんでした。
次の目標は無職期間をなんとか3ヶ月以内に抑えることです。
つまり7月初めには次の会社の初出社を迎えることです。
この後、どう展開していくのでしょうか…
私はいつ初出社を迎えることになるのでしょう…
予想しながら読んでみて下さいね。
さて乙社の面接の説明をTC社の担当Tさんから受けました。
その時に一つだけ変わった注文を受けました。
「先方のオフィスに着いたら入口に内線電話があるので取締役の高橋さん(仮名)を呼び出して下さい。」
ここまではごく普通です。
「その時に、高橋さんの知り合いだと伝えて下さい。
就職の面接ということは絶対に口に出さないで下さい。」
「え?」
「実は今回の案件は現職の経理の管理職の方に問題があり後任者が決まり次第、更迭する予定なんです。」
「はい…………。」
微妙な案件です。
でも、こんなことぐらいでひるむわけにはいきません。
「引き継ぎなどは、どうする予定になっているかご存知ですか?」
「問題なく引き継ぐ段取りは考えていると聞いておりますが、その辺はざっくばらんに面接のときに聞いて頂くのが間違いないかと思います。」
「わかりました。
それでは訪問するときに注意してお伺いするように致します。」
もう何でもトライします。
そんな心境です。
面接当日…
とにかく言われた通り、受付の内線で取締役の高橋さんを呼び出しました。
女性の方が応接へ通してくれました。
今回の面接をしてくれる方はどんな方かなぁとドキドキしながら待っていました。
10分ほどすると年齢は40代後半くらいのバリッと決めたスーツのかっこいい方が、「お待たせしました。」って感じで入ってきました。
伝えていた用件も面接という触れ込みでないせいか、お一人でした。
人事採用の方はいらっしゃいません。
まずは今回の変則的な訪問の仕方についての説明がありました。
現在の経理の管理職の方は女性とのこと。
キャリアを買って半年くらい前に採用したらしいのですが、部下の事務方の女性陣とどうもうまくいっていないようで部下の方がこのままだと辞めてしまいそうで危惧しているとのことです。
経理は月次決算で毎月締切が決まっているにも関わらず急に休んだりすることも多く、業務に支障も出始めているとのことです。
本人には内緒だが今回の採用が決定し次第、配置転換で対応するとのことでした。
高橋取締役は管理部門を統括する担当役員で経理・総務部門を社長から一手に任されているとのこと。
関東近県に営業所を複数もっており営業所の事務一切の統括もしなければならず、経理実務担当者としては社長とのやりとりも多いが、その辺も任せられる人材を探しているとのことでした。
また経理・総務課長というポジションで総務部門の面倒も見て欲しいとのことでした。
まず、私はもっとも気になる引き継ぎをどうやって行うかについて伺いました。
「その点に関しては心配しなくていいです。
私ももちろん一緒に話をできるし現職の女性管理職の前任者は現在も当社に在籍しており営業所で働いている。
引き継ぎをする間は本社に呼んで一緒に仕事をしてもらうことも可能なので安心してほしい。」
とのことです。
まだ半年前の引き継ぎをしたばかりの様なのでベテランの前任者から引き継ぎを受けられるなら心配することはないかな?と思えました。
次に総務部門まで面倒を見ることに関して気になりましたので、業務範囲と業務ボリュームについて質問をしました。
人事部門は別にあるので総務といっても庶務関係と給与計算、資産管理がメインでスタッフはベテランで業務体制もしっかり構築しているのでさほど心配ない。
こちらも高橋さんが部長として面倒を見ているので様子を見ながら徐々に業務権限の委譲を行っていくから心配ないとのことでした。
まぁ、庶務業務って未経験ですが給与計算と資産管理なら問題ないと思いますので、まぁ、慣れればできそうな感じです。
業務ボリュームも承認や指導がメインで実務をしなくても良いようなので、経理との掛け持ちも可能かなといった感じでした。
面接の中で私の経歴が比較的会社規模にあった幅広い経験をしていることと、部下のマネジメント経験もそこそこあることから結構気に入ってもらえたようです。
やはりここでも日々の苦労話も出ましたが、業種が同じせいもあり悩みも似ていて話が弾みました。
話の流れがとても作りやすい面接でした。
自分のキャリアが即戦力であることをアピールできたと思います。
また、なんだか、この高橋さんという取締役の方とはウマが合う感じがしました。
このままランチでも一緒に行って、帰ってきたら違和感なく、そのまま会社の席につけそうな気がしてきました。
とても、思いを共有できた感触がありました。
面接が終わった後、TC社のTさんに報告の電話を入れて好感触だった旨を伝えました。
Tさんは既に高橋取締役と連絡を取っていたようです。
先方も非常に気に入っているので、いい結果が期待できそうだということを言ってくださいました。
Tさんはとにかく営業マンとして手を抜かずタイムリーな仕事振りだと思いました。
先方からの好感触とのお話ですが、そうは言っても面接はミズモノです。
好感触でも油断はできません。
とにかく合否について待つしかありません。
さて、
「逃した魚は大きい」のNC社、「健康ドリンク」のFD社、「ヘッドハンティング/クリーニング業」KC社に続く、第4の企業、乙社の第一次面接はどうだったのでしょう…
それでは、次回をお楽しみに…
シリーズ
〔経理管理職の転職〕
〔経理管理職の転職〕
経理課長として勤務していた企業がリーマンショックの影響をもろに受け転職を余儀なくされ立ち向かった経理マンの転職の記録
〔15〕
人材紹介会社の担当者次第でうまくいかないこともある…
人材紹介会社の担当者次第でうまくいかないこともある…
確かに買い手市場のこの時期、求職者に主導権がないので大抵のことは飲みますが、これから入る会社の給料を「セリにかけられるような真似」をされて「はいそうですか」とホイホイ応えられません。
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