【勘定科目と経理マン】 [会計・経理・税務]
勘定科目は会計のルールに従えばおのずと決まってくるものですから、決算書を作るにあたってはそれほど問題は生じないと思います。
しかしながら、経費項目、一般管理費や製造原価の内訳科目は多岐にわたり会社ごとにカラーがあって分類もいろいろな考え方がありますよね。
私は実はこの内訳科目にはほとんどこだわりがありません。
直感的に「明らかにこれって変だよね」っていうことがなければ、正直なところ「好きにして」って気持ちでいます。
税務の観点から見て、区分けしとかないと後で集計の手間が係るもの、例えば、「交際費」や「少額接待飲食費」、「一括償却資産」などがきちんと分類されていること。
管理会計上、重要な項目で数値の推移をフォローした方が良いものが分類されていること、同じ内容の取引は、いつも同様の科目で処理されていること。
これらが守られていれば、重要度が低い、しかも金額も些少なものは、「好きにして」なんです。
でも、この「科目の分類」って、私の中では結構大きな要素です。
永遠の課題とも言えます。
会計事務所時代は顧問先の経理マンの方々から、経理部時代では営業所の経理マンから、問い合わせの上位のランキングに入ってくるのが、この「科目を何にしたらいいですか?」っていう質問です。
私は、この質問が一番嫌い です。
正直なところ…
面倒なんです。
会計事務所時代はよく、この質問を受けると、
なんてやっていましたが、何となく
「え?そんなんでいいの?いつもうるさく科目の訂正させるくせに…」
って雰囲気が伝わってきます。
営業所の経理マンとやりとりするときは会社全体の統一感も考えますので、あんまりバラバラなこと言っちゃうわけにもいかないのでルールブックを作りましたが、これも結局キリがないんですよね。
具体例を書くと載ってないことは何でも質問がくるし、考え方を書くとどれにも当てはまらないレアケースがポロポロ出てきたり…
どうしても主観的要素を完全に排除できないので感受性がそれぞれ違う人たちを同じベクトルに統一するのって難しいんですよね。
幸い、今の職場では取引が比較的固定的でレアケースがあまり発生しないことや経理従事者が少なく意思統一に手間がかからないので、面倒に思うこともありませんが…
よく経理のことを「ルールが明確ではっきりしている」と表現する人がいますが私はそうは思いません。
日常的には今回ご紹介した「科目の選定」みたいなことから法律の解釈まで、あいまいな部分は沢山あって、結局は「どう判断するか?」を問われる局面は沢山あります。
もし日常業務はすべてが「かっちり」していると感じている方は、「それは属している会社や組織がかっちり決めているだけのこと」だったりしますので検証みると仕事の幅が広がるかもしれません。
先人とか今いる組織の上位の方が「そう決めているにすぎない」ことも沢山あると思います。
そして先人の決めてきたルールが法律や一般的な会計慣行、当社の業績判断ルール、効率性などに照らして、本当にベストなチョイスとなっているかを考えてみるのも経理マンの仕事の一つだと思います。
ただ、気を付けたいのが…
転職したばかりの会社に上記のことを実践して、いきなり上司や先輩に意見を具申するのは控えた方が良いと思います。
相手の気持ちを考えればわかりますよね?
ある程度の期間、自分の実績を積みポジションをつかんでから具申した方がうまくいくこともありますから…
しかしながら、経費項目、一般管理費や製造原価の内訳科目は多岐にわたり会社ごとにカラーがあって分類もいろいろな考え方がありますよね。
私は実はこの内訳科目にはほとんどこだわりがありません。
直感的に「明らかにこれって変だよね」っていうことがなければ、正直なところ「好きにして」って気持ちでいます。
税務の観点から見て、区分けしとかないと後で集計の手間が係るもの、例えば、「交際費」や「少額接待飲食費」、「一括償却資産」などがきちんと分類されていること。
管理会計上、重要な項目で数値の推移をフォローした方が良いものが分類されていること、同じ内容の取引は、いつも同様の科目で処理されていること。
これらが守られていれば、重要度が低い、しかも金額も些少なものは、「好きにして」なんです。
でも、この「科目の分類」って、私の中では結構大きな要素です。
永遠の課題とも言えます。
会計事務所時代は顧問先の経理マンの方々から、経理部時代では営業所の経理マンから、問い合わせの上位のランキングに入ってくるのが、この「科目を何にしたらいいですか?」っていう質問です。
私は、この質問が一番嫌い です。
正直なところ…
面倒なんです。
会計事務所時代はよく、この質問を受けると、
私 「何だと思います?」
経 「交通費だと思います。」
私 「じゃあ、それでお願いします」
経 「交通費だと思います。」
私 「じゃあ、それでお願いします」
なんてやっていましたが、何となく
「え?そんなんでいいの?いつもうるさく科目の訂正させるくせに…」
って雰囲気が伝わってきます。
営業所の経理マンとやりとりするときは会社全体の統一感も考えますので、あんまりバラバラなこと言っちゃうわけにもいかないのでルールブックを作りましたが、これも結局キリがないんですよね。
具体例を書くと載ってないことは何でも質問がくるし、考え方を書くとどれにも当てはまらないレアケースがポロポロ出てきたり…
どうしても主観的要素を完全に排除できないので感受性がそれぞれ違う人たちを同じベクトルに統一するのって難しいんですよね。
幸い、今の職場では取引が比較的固定的でレアケースがあまり発生しないことや経理従事者が少なく意思統一に手間がかからないので、面倒に思うこともありませんが…
よく経理のことを「ルールが明確ではっきりしている」と表現する人がいますが私はそうは思いません。
日常的には今回ご紹介した「科目の選定」みたいなことから法律の解釈まで、あいまいな部分は沢山あって、結局は「どう判断するか?」を問われる局面は沢山あります。
もし日常業務はすべてが「かっちり」していると感じている方は、「それは属している会社や組織がかっちり決めているだけのこと」だったりしますので検証みると仕事の幅が広がるかもしれません。
先人とか今いる組織の上位の方が「そう決めているにすぎない」ことも沢山あると思います。
そして先人の決めてきたルールが法律や一般的な会計慣行、当社の業績判断ルール、効率性などに照らして、本当にベストなチョイスとなっているかを考えてみるのも経理マンの仕事の一つだと思います。
ただ、気を付けたいのが…
転職したばかりの会社に上記のことを実践して、いきなり上司や先輩に意見を具申するのは控えた方が良いと思います。
相手の気持ちを考えればわかりますよね?
ある程度の期間、自分の実績を積みポジションをつかんでから具申した方がうまくいくこともありますから…
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【Win95は健在だった…そして思い出が詰まった宝箱が開いた】 [懐かしの話]
過去の転職活動について記事を書こうとしていて、当時の記憶があいまいだったので、きちんと当時の資料を確認したいと思って引っ張り出してきました。
『Win95マシン』
当時のいろんなデータを保存しているノートPCを引っ張り出して見ているところです。
このほこりをかぶっていたマシンは健在でした。
ちゃんと電源も入り、立ち上がりました。
既に当時でもロースペックだった私のTOSHIBA製パソコンは、それでも私の大事な相棒でした。
このパソコンでインターネットの世界に足を踏み入れたのですから…。
パソコンを開いただけで、当時の思い出が蘇ってきます。
スペックをご紹介すると…
メモリ32MB、ハードディスクは2GBです。
ハードディスク2GBって、私の今のPCのメモリと同じ容量です(^_^;)
OSはWin95 Ver.4、ブラウザはIEのVer.5です。
インターネットを開通させるのに本当に苦労しました。
CDROMのスターターキットを立ち上げても全然うまくいきません。
携帯電話を持っておらず電話回線を使ってアナログ接続だったためインターネットを接続しながらサポートセンターの人と電話ができなくてとてももどかしかったです。
若い方には想像つかいないかもしれませんね。
サポートセンターのオペレーターの方に、
「では、これをこうして、こうやって接続できるか試してみて下さい。」
なんて、言われると、
「じゃぁ、この電話切って試してみます。10分後くらいにまた電話しますので、お名前教えてください。」
なんて、やりとりですので一つの作業をするのに1時間はかかります。
そのため開通した時は本当に感動でした。
回線はアナログ(電話と共用)で、しかもPCのスペックは先述の通りです。
画像があるページなんか開こうものなら、表示されるまで1分以上かかります。
大型の画像だと5分はかかりますから…。(^_^;)
もう本当にイライラしました。
なんせ、画像などを読み込んでいる間に時間切れでプログラムがフリーズしちゃうんですから…
メモリもそんな感じですがプログラムもいろいろインストールするとすぐにハードディスクがいっぱいになってしまうので使わないソフトはどんどんアンインストールしないと新たなプログラムが使えませんでした。
ほんとに「だましだまし」使っていました。
お金がなかったし今ほどPCは安くなかったので新品のPCはおろか、外付けHDも買えませんでした。
まだ、USBメモリも発明されていませんでしたので媒体はもっぱらFD(フロッピーディスク)でした。
私はこの相棒と会計事務所から経理職への転職活動をしていました。
書類を作成するのは困りませんでしたが、とにかくネット環境は最悪でした。
見たい情報を得るのに何時間もかかりました。
企業のホームページを閲覧してもすべてのページを表示させるのに1時間もかかるのですから…。
こういう時に、つくづく
「お金がないのはさびしい…」
って思いました。
さて、今回この相棒を開いて懐かしく思ったのは、当時立ち上げたホームページのデータを見たからです。
まだ、「ブログ」という言葉がこの世に存在しない頃、見よう見まねでホームページをやっていました。
メニューを見てみると…
(1)トピックス一覧
(2)プロフィール
(3)最近の出来事
(4)ダイエット日記
(5)メイン掲示板
(6)バカヤロー!
(7)1ライン
(8)夜の歓楽街
(9)アンケート
(10)ゲストブック
(11)スペシャルゲスト
(12)リンク
(13)非常階段
(14)ショート・ショート
(15)カウントダウン
(16)ネットアイドル
(17)チャット
(18)あなたの企業会計原則
結構充実してました。(笑)
簡単にご紹介しますと…
(1)トピックス一覧/(2)プロフィール/(3)最近の出来事
の3つは今で言うとブログそのものです。
(4)ダイエット日記は妻にダイエットをさせてその記録を日々つづったものです。
(5)メイン掲示板は普通のゲスト用掲示板です。
この掲示板がたくさんの常連さんと知り合う社交場です。
(6)バカヤロー!は掲示板なんですが、イライラしたときに「ばかやろー!」って書きなぐっていくための特化した掲示板です。ストレス発散掲示板とでもいいましょうか…
(7)1ラインは(6)の掲示板に書き込みしてくれた中から「心に残るカキコ集」として選んだものを載せていました。
(8)夜の歓楽街はチャットのリンク集です。アイコンで居酒屋やバーを作って好きなお店に入っているという趣向ですが、要は単なるリンク集でした。
(9)アンケートはアンケートCGIによるアンケートです。自分で作ったんです、えらいでしょ?(笑)全14回実施されてました。
(10)ゲストブックは今でいう「あしあと」みたいなもんでしょうか…
(11)スペシャルゲストはキリ番ゲットのゲストの紹介です。今はこういう風習があるのかわかりませんが、当時は必ずホームページにアクセスカウンタがあって、1000番とかキリのいい数字を踏むと喜び称賛しあう習慣がありました。ちなみに最後のスペシャルゲストは5963(ご苦労さん)の「やまとさん」でした。やまとさんは元船乗りさんのようです。
(13)非常階段は次々変わるページに書いてある、YES/NOに答えていくと性格診断みたいなところに到達して常連さんのホームページのリンクが紹介されています。中には、「チャンスカード」があって「運試し」にもなっていて、場合によってはループに迷い込んで出られなくなるので、「非常階段」をクリックすると脱出できるようにしてあり、この名の由来となっていました。
(14)ショート・ショートはショートショート小説をアップしていました。星新一さんが書くような感じのものです。
私のショートショート小説作品はコチラ
⇒ 【いつものように…】
(15)カウントダウンは訪問者の登録で記念日までの時を刻むものです。その日が来ると自動的に「おめでとう!」って感じでフィーバーする仕組みです。記念日を過ぎた後は「何日過ぎました」と表示されるのですが今も刻んでました。これも私のCGIの作品です。やこさんという方の誕生日は既に3574日過ぎています(^_^;)21世紀突入も3282日過ぎとなっています。
(16)ネットアイドルは娘の写真をアップしていました。可愛いです♪ 親ばかです。
(17)チャットはチャットです。掲示板もチャットも、みーんな無料のレンタルでした。たまに時間を決めて常連さんと集まって盛り上がりました。
(18)あなたの企業会計原則は経理マン必携の「企業会計原則」原文のアップとそれのパロディとして、「士業開業原則」「二行書いてぇー原則」「理想体型原則」なんてのがアップされていたようです。おバカですね。
メニューの数だけは充実していましたが、意外に中身はチープです(^_^;)
でも、とても夢中でやってましたね。
このホームページで知り合った方々とは、最初で最後のオフ会も開催され、日本全国から東京タワーに集結しました。
確か20人以上集まったと記憶しています。
東北のお父さんの果樹園を宣伝しながらホームページを運営していた女の子、ロック魂の関西のお兄さん、本当に年齢も性別も職業も住んでる場所もバラバラで何の共通点も無かった、「ただホームページをみんな作っていて掲示板で仲良くなっただけ」なのに本当に楽しいひとときを過ごしました。
私はダイエット日記の著者でもある妻と二人で出かけていきました。
東京で生まれ育ちながら東京タワーに上ったのはこの時が初めてでした。
今はまったくお付き合いがありませんが、みなさんどうしているのか…
そういえばネット開通した直後に「チャットというものがどんなものなのか」体験しようと思って、恐る恐る入って行ったら、お話ができて本当に感動ものでした。
女の子のようでしたが、いまいち話がかみ合わないと思ったら、なんと小学生の女の子でした。
二度びっくりでした。
当時私も30歳を過ぎていましたからね(^_^;)
他愛のないお話をしただけですが、きっとその子も立派な大人になっているんでしょうねぇ。(笑)
さて、そんな過去の私ですが、このブログで10年振りにネットの世界に再デビューしました。
このブログと並行して当時の気持ちを踏襲したようなホームページを立ち上げたいなぁって思います。
私のHPの当時の相棒はマイクロソフト無償提供のフロントページエクスプレスでした。
これは、私の中では最高のホームページ作成ソフトでした。
最近、これを入手しようといろいろ試みましたが絶版で無理でした。
今度、ホームページビルダーかなんか買おうかな…
もしホームページを開設しましたらお知らせしたいと思います。
ご覧の方には是非、お越し頂いて常連さんになってほしいなって思ってますのでよろしくお願いします。
≪記事を書いてのその後≫
当ブログ開設から1年半ほど経ちますが、いまだホームページの開設は実現しておりません(^_^;)
◆ ちょっとタイムスリップしたような思い出話はいかがですか?
若い方には新たな発見が、同世代の方には懐かしい、そんなお話をご用意しております。
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