【『e-ヘルスネット』 厚生労働省のメタボ対策の本気度は?】 [健康・病気]
各種統計など官庁のデータは実は多岐にわたっていて活用しないと勿体ないくらいの立派なものがあったりします。
ダイエットに関して『お役所』ではどんな情報を提供しているのかな?って思いまして…。
調べてみました!
厚生労働省のメタボ対策ページ『e-ヘルスネット』の3本の矢とは?
『e-ヘルスネット』ってご存知でしょうか?厚生労働省のサイトで健康にまつわる情報を提供するコーナーなんです。
『e-ヘルスネット』のトップページではこんな風にサイトを紹介しています。
厚生労働省 メタボリック症候群が気になる方のための健康情報サイト
健康づくりに役立つ情報や、自分で出来る健康チェック、「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づく特定保健指導を行うためのコンテンツを提供します。
厚生労働省 e-ヘルスネット:
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
コンテンツは大きく分けて3つ。
- 情報提供
- 動機付け支援
- 積極的支援
なんだか『動機付け支援』って興味湧きますねぇ。
官庁のサイトってとっても地味、あ、いえ、落ち着いた感じなのでキャッチーではありませんが、それが逆にそそるかも…。
私、マニアでしょうか?(;^ω^)
『e-ヘルスネット』の『動機付け支援』とは?
サイトにはこんな風に説明して私のようなメタボリックなピープルを誘い(いざない)ます。女性:腹囲85cm、男性:腹囲90cmを超える方は、インターネット健康診断で日々の食事や運動について目標を立ててみましょう。
このコーナーでは以下の様な個人情報を入力すると…
[入力項目]性別 年齢 体重 身長 腹囲 身体活動レベル
標準体重/肥満度(%)/BMI(kg/m2)を計算してくれます。
ちなみに『身体活動レベル』は以下の様なカテゴリーです。
【身体活動:低い】 生活の大部分が座位/静的な活動が中心
【身体活動:普通】 座位中心で、職場内の移動や立位作業/通勤・買物・家事、軽いスポーツ
【身体活動:高い】 移動や立居の多い仕事、スポーツなど余暇に活発な運動習慣を持つ
さて、さらに進めていくと…
『目標の設定』を促してきます。
『目標体重』『目標腹囲』『目標達成期間』を入力します。
入力画面では体重やウエストの『現在値』が表示されているので、否が応でも現実を直視しながら目標設定することになります。
しかもその前の画面で現在の身長、体重に基づいた『標準体重』を知らされているので、私の様なタイプはついつい無謀にも『標準体重』を『目標体重』に設定してしまいます。
『e-ヘルスネット』はさらに『支援』を続けてくる…(;^ω^)
さて目標を設定し入力すると…間髪入れずに、
『目標達成期間で1ヶ月あたり〇〇㎝の腹囲減少が必要となります!』
『目標達成期間で1日あたり〇〇キロカロリーのエネルギー量削減が必要となります!』
と促してきます。
ビックリマーク『!』付きで支援してくれます。(;^ω^)
ちなみにここでは、ウエストを1センチ減らすのは体重を1キロ減らすのに相当するらしく、この『偉業』は約7,000キロカロリーのエネルギー量削減によって達成されると説明されています。
次は『目標にそって、食事量と運動量の改善計画を立てましょう。』とまくし立てます。
1日の食事量と1日の運動量をセットして完了!
既に画面には目標体重になった場合の1日に必要なエネルギーが表示されています。私の場合は1,823キロカロリーだそうです。
そして、その表示の下に次の項目を入力することになります。
『現在の1日あたりの食事量(キロカロリー)』/『目標の1日あたりの食事量(キロカロリー)』
『現在の1日あたりの運動量(キロカロリー)』/『目標の1日あたりの運動量(キロカロリー)』
なんの『歯止め』もなく本能の赴くままに食べていたちょっと前までの私の食事量をカロリー換算するのは難しいのですが、前回までの記事でお伝えしたような知識から類推して2,500キロカロリーだったということにしてみました。
目標にする食事量は当然、『痩せてカッコ良くなった自分』が必要とするカロリーより多くてはまずいでしょう、痩せなくちゃいけないお前が…。
そう言われているようで1,800キロカロリーにしてみました。
『計算ボタン』をぽちっとすると目標達成期間で1日あたりに削減必要なエネルギーと並んで、この減量作戦で1日に削減され得るエネルギー量が表示されます。
上段と下段のカロリーの差分が表示されるというわけですね。
ちなみに運動量の項目も同様なロジックで計算されるのですが、『運動量』のカロリー換算なんてさっき以上によくわからないので、適当に入れてみました。
運動量の影響はないことにして、上段、下段ともに同じ数値にすることにしました。
このようにして入力すると、私の6ヶ月のダイエット計画では、
『1日あたりに削減必要なエネルギー量:311キロカロリー』に対して、
『目標の1日あたり食事量/運動量で削減されるエネルギー:700キロカロリー』と教えてくれます。
もうこのダイエットも成功したも同然です。
最後に『お前、ちゃんとやれよっ!』ってことで、目標のまとめを出力してくます。
まるで会社の目標設定のようです。
『自分で立てた目標なんだから、コミットするんだぞっ!』みたいな…。
もう一つの支援『積極的支援』とは?
厚生労働省のメタボ改善支援策の3つ目の柱となっている『積極的支援』とは一体何なんでしょうか?こちらが『積極的支援』ってことは、さっきのは『消極的支援?』って思ったりもしましたが…
会社で盛んに言われる『コーチング』と一緒で『自己の力を発揮させること』に重点を置くのに対して、『厚生労働省主導』でメタボ改善に取り組んでくれるということかな?と思いなおしたりしながらよく読んでみますと…
こんなご案内です。
生活の改善が必要だと判断された方に専門家指導による支援をします。
※医療保険者・事業者に認定された方が対象です。
※「メタボリック症候群改善サービス」のログインID・パスワードは、お客様の医療保険者・事業者より発行されます。
※ログインの際はID・パスワード・医療保険者・事業者コードをご用意ください。
▼ メタボリック症候群・予備群と判断された対象者様は下記からログインしてください。
どうもこちらは先ほどご紹介したような
ですから当然お医者さんの協力を得て行うことなり、医療的に『メタボ』の診断された方を対象にしています。
この制度『メタボリック症候群改善サービス(積極的支援)』に賛同する医療保険者や事業者がこのサイトで申込みをした上で、その事業者つまり会社にお勤めで晴れて?『メタボ認定』を受けた方が受けるサービスのようです。
私はギリギリ認定まではされていませんが、今回のダイエットに失敗するといよいよヤバいので、会社に「サービスを受けたいので『メタボリック症候群改善サービス(積極的支援)』に加入して下さいよ」なんてお願いしなくていいように何としても今回は成功して素敵なオジサンになるよう頑張りますっ!
関連情報満載の『e-ヘルスネット』の『情報提供』
さて順番が前後しましたが、厚生労働省のメタボ改善支援策の1つ目の柱となっている『情報提供』にはどんなものがあるのでしょうか?覗いてみると…
『メタボリックシンドロームの基礎知識』から始まり、本当に多岐にわたる情報が満載です。
全てを紹介することはできませんが、
(というより私自身、これを全て読み込んだらメタボの専門家になれちゃうかも) (;^ω^)
その中で気になった見出しが…
賢く食べるためのコツ というカテゴリーの中にこんな項目が…
・お菓子にはどのくらいのエネルギーが含まれているのでしょう?
・コンビニエンスストアの活用
・上手な外食の活用
・中食の選び方
・ファストフードのエネルギー(カロリー)
どれも興味をそそられます。
お菓子にはどのくらいのエネルギーが含まれているのでしょう?
前文が私のような『お菓子好き』には期待の持てる書き出しです。お菓子は私たちに喜びや楽しみを与えてくれます。しかし肥満などの理由で「お菓子は食べないようにしましょう」「控えめに」などと助言されたとき、どうすればよいのでしょうか。大切なのはどのようなお菓子にはどのくらいのエネルギーが含まれているのかを知り、食べる量を調整することです。
この記事の中で主要なお菓子のカロリーが図解で紹介されており、高カロリーなお菓子と比較的カロリーの低いお菓子が一目瞭然でわかりやすいです。
その図を見てみてビックリ!
【ダイエットを始めてカロリーチェックマニアになった】でご紹介した大好きな『メロンパン』が高カロリー第1位を獲得していました。
メロンパンが『お菓子カテゴリー』に入れられていることも若干気にはなるところですが、まぁ、それは置いておいて、メロンパンって高カロリーの代表選手だったのですね。
確かに120グラムを基準にしているので『量が多い』ということもあるのでしょうが、150グラムの『ショートケーキ』を抑えての金メダルは大したものです。(;^ω^)
ちなみにこの図で一番低カロリーの『お菓子』は…
『ところてん』でした。
これも『お菓子カテゴリー』なんだ、っていう気にもなりますが、ところてんは表からはみ出すほどの低カロリーお菓子です。
さて、この記事は次のようにまとめられています。
お菓子を食べていけないわけでないが、ある程度の体格を維持するには1日の摂取カロリーを維持することが必要。
お菓子は量の割に比較的カロリーが高いので、たくさん食べてしまうと、摂取していいカロリー量をすぐ突破してしまう。
もし1日の摂取していいカロリー量を守ったとしても、お菓子をたくさん食べてしまうと、お菓子の比率が高くなってしまう。
お菓子は脂肪分や炭水化物の比率が高いものが多いので、カロリーが適正でも栄養成分を考えると偏ってしまう。
ってことで、前文にあるように、
『量はほどほどにして、多く取ってしまったな?と思ったら、次の日に抑えるなどのバランスをこころがけましょう。』
ということになるようです。
コンビニエンスストアの活用
私がこの記事を読んだ感想は、『コンビニで偏った食事を助長する行動をやめましょう』みたいなことを前面に出さずにコンビニが現代人の食生活にとって切り離せない存在だから、否定形からではない賢い付き合い方を教えてくれる、
そんな感じで好感が持てました。
ちなみに私がその高カロリーぶりにビックリした『菓子パン』はここでも人気者でした。
私もそう思った通り、サンドイッチはおススメされていました。
その理由は『主菜や副菜を兼ねる』からだということです。
私はそこまで深い洞察力はなかったのですが…(;^ω^)
デザートについても紹介されていますが、食後のデザートには、カルシウムを手軽にとれるヨーグルトがおススメだそうです。
上手な外食の活用
『週に2回以上外食をする人の割合は、30%以上となっている』ことを挙げ、『働き盛りの人にとっては“外食”は食生活の強い味方といえそうです。』とあくまでもポジティブシンキングを基本とした姿勢がとても良い厚生労働省です。そうは言っても現実的には外食は高脂肪・糖分高め・高カロリーになりがちな点は否めません。不足しがちな野菜などは積極的に摂るようして、食べ過ぎを諌めてはいます。
そして『余分三兄弟』
私、このCM、好きで良く観てましたが、三男は『塩分』だったんですよね。
厚生労働省のこのコーナーでも外食の『塩分』の高さについて注意喚起しています。
私、これが一番要注意かも‥。
血圧が低いほうなので、高血圧に無頓着なので塩分控えめじゃないですから…。
それとファーストフード店での食事の項目では『早食い』への警鐘を鳴らしています。
私、これも得意技なんですよね。ダイエットに悪いこと、たくさん身についている私です。
中食の選び方
中食のことはこんな風に紹介されています。中食とは、惣菜店やお弁当屋・コンビニエンスストア・スーパーなどでお弁当や惣菜などを購入したり、外食店のデリバリー(宅配・出前)などを利用して、家庭外で商業的に調理・加工されたものを購入して食べる形態の食事をさします。中食の利用は年々増加の傾向にあり、2007年の内食・中食・外食の市場、約71兆円のうちの約8%を占めています。
そしてメリット・デメリットを説明してくれてます。
中食のメリットは、食べたいものを必要な分だけ少量ずつでも購入ができること、種類も豊富で手軽に利用できることから家事の負担を軽減することができるということです。単身者や高齢者の世帯では簡便な食事としての利用というだけではなく、多様な食品を摂取できるので栄養的にもメリットがあります。 しかし惣菜購入頻度の調査結果をみると、コロッケ・鶏のから揚げなどの揚げ物や、おにぎり・サンドイッチ・寿司など主食中心の購入頻度が高くなっています。味の濃い料理や脂肪を多く含む料理が多く、食塩や脂肪の摂取量の増加につながりやすいことがデメリットといえるでしょう。
外食と同様に中食でも余分三兄弟がはびこっている現実も踏まえつつ、『成分』に気を配りながら多様なチョイスが出来るようになった充実の中食をうまく利用するよう勧めています。
私のマニアぶりも悪くないってことです。
ファストフードのエネルギー(カロリー)
こちらは『手軽さゆえに肥満のもと』、『一般的に高エネルギー(カロリー)・高脂肪である一方、ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足しやすく、栄養のバランスが悪くなりがち』と言葉こそ穏やかな語り口ですが、ダイエットの大敵といった感じです。こちらも『お菓子』と同様に主なファーストフードメニューのカロリーが図で表現されていてわかりやすいです。
図で見ると一目瞭然ですが、ハンバーガーのセットメニューと牛丼が群を抜いている感があります。
私はとても手が出せません。(;^ω^)
ちなみに比較的低カロリーなファーストフードはかけそば、かけうどんですね。
私も最近は仕事帰りの夕食を外食で済ますときにはおそばにしています。
ホントは『コロッケうどん』が好物ですが、『ほうれん草そば』を定番メニューにしています。
サイトではこんな風にファーストフードの賢い利用法を説いています。
最近ではファストフードも日々進化し、野菜を多く食べることができるような、サラダ・スープ・味噌汁などのサイドメニューも豊富にそろっています。サイズを小さくした分、そのようなサイドメニューをプラスしてみてはいかがでしょうか。
充実の情報には動画も…
沢山のメタボにまつわる情報があるなかで全部を網羅して紹介しきれませんが、最後に動画をご紹介。これはメタボの基準であるウエスト(正確には腹囲)の正しい測定方法を紹介する動画です。
登場する男性は惜しげもなく素敵なお腹を披露してくれています。まさにこの動画にちょうどいい人材を用意した感があります。さすが国を挙げてのキャスティングです。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
ちなみに私が以前から『なぜメタボの基準は腹囲なのか?』とか『男性85センチ、女性90センチと、何故体格の小さい女性の方が基準が高いのか?』と思っていた疑問にもきちんと答えています。
⇒ なぜ男性85cm、女性90cmなの?
国の存亡をかけて…
日本の医療費増大は国の存亡がかかっていると言っても過言ではないのでしょう…。メタボ対策は厚生労働省の非常に重要なテーマなのでしょうね。
地震対策や公害、交通事故の防止などと異なり、適正な体を維持することは、自分の心がけと実行力でどうにでもなりますので、私のダイエットが国を救うぐらいの気持ちを持って…
そんな大それた気持ちではできませんが、今まであまりにも野放図だったので、これからはこんなサイトも上手に活用しながらダイエットに励みたいと思います。
もちろん、偉そうなことを言えるのは結果を残してからですが…。
さて、次回は農林水産省からのダイエット関連情報をお伝えしたいと思います。
⇒ 【 メタボ対策で農林水産省のサイトを研究 堅いばかりではなく興味をもって勉強できる】
⇒ 【『タニタ』 が私をダイエットに駆り立てた 手軽に買える体組成計が意外にいい!】
⇒ 【ダイエットを始めてカロリーチェックマニアになった】
⇒ 【レストランでカロリーチェック 美味しく食べられるメニューを探せ!】
(ご注意)
当記事は正確なカロリーや成分に基づいて適切なダイエットをご説明するものではありません。
あくまでも個人的にダイエットの過程で純粋に『ビックリしたこと』や『面白いなぁと思ったこと』をお伝えしたいと考えて掲載しているものです。
ダイエット法を解説するのが目的の記事ではないことをご承知おきのほどお願い申し上げます。
ダイエット法を解説したサイトは数多あるかと思いますので、信頼あるサイトで研究されることをおススメ致します。
また、私は自分のメタボ加減に危機感を感じてダイエットを始めておりますが、記事をお読みの方にダイエットをおススメしているわけではありません。
ダイエットの必要性に関しましては、各自、自分のお腹なり太ももとご相談下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。 <(_ _)>
当記事は正確なカロリーや成分に基づいて適切なダイエットをご説明するものではありません。
あくまでも個人的にダイエットの過程で純粋に『ビックリしたこと』や『面白いなぁと思ったこと』をお伝えしたいと考えて掲載しているものです。
ダイエット法を解説するのが目的の記事ではないことをご承知おきのほどお願い申し上げます。
ダイエット法を解説したサイトは数多あるかと思いますので、信頼あるサイトで研究されることをおススメ致します。
また、私は自分のメタボ加減に危機感を感じてダイエットを始めておりますが、記事をお読みの方にダイエットをおススメしているわけではありません。
ダイエットの必要性に関しましては、各自、自分のお腹なり太ももとご相談下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。 <(_ _)>
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