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【住宅ローン借り換え ~契約書を交わしに行ってきた】 [マイホーム購入術]


〔13〕
契約書を交わしに行ってきた


今日はR銀行との契約日です。

26日の実行に向けてその準備です。

パソコンと計算機

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ローン契約の持ち物

今回の住宅ローンの借り換えで契約時に持参を依頼されたものは以下の通りです。
  1. 実印

  2. 返済口座の預金通帳

  3. 返済口座の届け印

  4. 収入印紙(2万円、200円、各1枚)

  5. S銀行の完済に関する明細が記載された書類

  6. 自宅の登記済証(いわゆる「権利証」)

  7. 運転免許証など本人確認書類

特に難しいものはありませんね。


こんな風に契約手続きは進んだ

借入の契約書は「金銭消費貸借契約書」となります。

メインはこの契約書を取り交わすことですが、その他にもいろいろな書類へ記入をして捺印する必要があります。

例えば、「保証会社との保証契約に関する契約書」、「抵当権設定に関する書類」、「司法書士への委任状」などがあります。

まず、最初は…

担当者からパンフレットなどで一通り、借り入れに関する説明を受けました。

固定金利、変動金利、固定期間終了後の取り扱い、変動金利の場合の返済額の増減の仕方、金利の計算方法、団体信用生命保険のオプション(3大疾病)・休業時返済補償の保険の概要など。

一通り説明を受けて住所・氏名の記入と実印の捺印がメインの契約です。

そこで一つ問題が起きました。

雑な対応が気になる

一番最初に差し出されたのが、

「私は以下の書類について説明を受けました」

という一種の『念書』です。

私は契約書類一切を見ておらず、いくらなんでも乱暴すぎると思い見てもいない書類に関してこんな念書にサインをできないと申し出ました。

今までは契約書類を前にして説明を受けながらサインをしてきたのでちょっとこのやり方に面食らいました。

仕方がないので「チャチャッと読みますから見せて下さい」と言ってまずは一番大事な契約書(金銭消費貸借契約)を見せてもらうことにしました。

さらに気になることが噴出

すると契約書(金銭消費貸借契約)には金利などの記載がないのです。

R銀行の契約手続きは以下の様になっているからという説明でした。

借入金額などは借り入れ側(つまり私です)が手書きで記入する


借入者は金利や返済の詳細について空白の契約書に署名捺印をする


R銀行は書類の確認を行った後に複写式の契約書にプリンタで詳細な情報を印字する


契約書の完成


借入者分の契約書を郵送にて実行後に送付する


私としては不完全でしかも金利など重要な情報が抜け落ちた契約書に署名をして実印で捺印することにはかなり抵抗があり、そのことを伝えました。

しかも契約者控え(というか契約書の原本)を渡されずに当事者の一方が相手方のものまで預かってしまって履行するなんて私には理解ができません。

今まで借入の書類も3回ほど取り交わしましたがこんなことは初めてです。

クルマを買う時も家を買う時も『値段が入っていない』契約書にハンコは押したことありません。

と言いますか、そんなことを持ちかけられたことがありませんでした。

確かに銀行は信用がおける相手ですから、借入者を「騙したり、詐欺を働く」という心配はないことは理解しています。

それでも私は契約ってそういうものだと思っていますし、後で行き違いがあったとしても当然、署名捺印をしてしまえば契約書の記載事項が優先されるのは当たり前だと思います。

どんな相手であろうと当事者の責任として「どんな契約」かを把握してから署名捺印するのが筋だと考えています。

押し問答は続く

私は空欄がある契約書では署名捺印をできなから印字されたものを作って欲しいという要望をしましたが、会社のやり方で「それはできない」という回答でした。

社内ルールでは空欄の印字は契約者の署名捺印をしたものしか、してはならないという決まりになっているそうです。

私はびっくり仰天でしたが、きっと業界では珍しいことではないのかもしれません。

ただ、それでも私はこの様な方法に出会ったのは4回目の借入で初めてですが…

会社のルールだから、〇〇さん(担当の方)を責めているわけではないが、という前置きとともに、

「この書類にハンコを押して帰るわけにはいかない」

と突っぱねることにしました。

お互い平行線で困ってしまいました。

担当の方は上席に相談させて欲しいということで奥へと行かれました。

帰ってきた答えは…、

「ローン実行日の26日に印字後の書類を用意しておくから捺印はその時にしてもらうことでどうか?」

というものでした。

私は、

「契約書を完成させずに実際の契約内容の履行を先にしてしまうようなことはおかしい」

というと、

今度は、

「印字したものが用意でき次第、連絡をするから捺印をしに来てもらう」

ということでどうか?

という提案です。

しかもいつになるか約束できないから、でき次第連絡とのこと。

後味の悪い結末に

正直言って結構忙しい合間を縫って会社を休んで来ているのでこちらもそんな約束できそうにない、私は結局諦めました。

担当の方は真面目に誠意を持って対応して頂いていることは理解できたので、これ以上私の希望を言っても困らせるだけのような気がしました。

契約書のコピーも頂けて金利などの詳細を記載した書類を頂けるということで恐らく問題になることは特にないだろうことは容易に想像できたため折れることにしました。

結局のところ当初の目的は全く達成されず何となく気持ち的に「腑に落ちない」事に対して、形式的に対処した感じの結末に、自分の取っている行動がとても無意味な感じがして気持ち悪い感じがしました。

後味が悪いとでもいいましょうか…。

「こんなことなら、最初から、ハイハイって言われた通り、サインしてしまった方が良かった」

っていう気持ちになっていました。

結局、それ以外は特に問題もなく流れるような作業で済みました。

要は私が銀行の「しきたり」にケチさえつけなければ本当に簡単な作業です。

今度は司法書士との打ち合わせ

次に抵当権設定をされる司法書士の方がお見えになり、その段取りの打ち合わせです。

S銀行からの完済に関する書類の写しをお渡しして結局実行日当日S銀行から登記をするときに必要な抵当権抹消書類の預かりは司法書士さんがやってくれることになりました。

当初想定していたS銀行までこの書類を取りに行くことに私は同行しなくて済むことになりました。

その代りR銀行には早めに行って契約書に捺印する仕事が残っています。

ちなみにそれ以外に当日R銀行からの借入金をS銀行に払込みするための出金伝票も本日作成したのですが、そちらには銀行印の捺印はしませんでした。

何故か訊いてみたところ捺印してしまうと銀行側での書類の取り扱いルールが違うらしく非常に煩雑な「預かり証」を発行しなくてはならないからだそうです。

私は契約書でもめてしまったため、結局実行日当日にR銀行に出向く用事が出来てしまったので、どちらでも構いません。

ただ、もし私みたいに契約書にイチャモンをつけるようなことをせずに署名押印を済ませてしまう方々は、この伝票にハンコを押すためだけに平日に限定された実行日当日の11時という中途半端な時間帯にR銀行に出向かなければならないようです。

ちょっと「銀行の都合に客を合わせてる感」が否めません。

私が銀行を好きになれないのは、こういう『感覚』を感じるからなのかもしれません。

自分の都合に合わせる感が他の商売と比べると、とても強い印象を受けてしまいます。


かかる費用の詳細

今回の契約でかかる費用をご紹介します。

事前の申し込みでは以下の他に役所や法務局から発行してもらった書類の発行手数料なども別途かかっています。
  1. 契約書 印紙代 20,000円

  2. 保証契約書 印紙代 200円

  3. 保証会社 事務取扱い手数料 31,500円

  4. 保証料等振込手数料 600円

  5. 抵当権設定費用 155,663円
    (A)司法書士報酬
    • 抵当権抹消手続き 9,410円+消費税470円 9,880円
    • 抵当権設定手続き 30,900円+消費税1,545円 32,445円
    • 登記簿謄本取得 3,000円+消費税 150円 3,150円
    • 日当…10,000円+消費税 500円 10,500円
    • 交通費… 2,000円+消費税 100円 2,100円
    (B)実費
    • 登録免許税(抵当権抹消) 2,000円
    • 登録免許税(抵当権設定) 89,800円
    • 印紙代(登記簿謄本) 4,994円
    • 印紙代(事前登記簿謄本) 794円
    • 〔諸費用合計〕 207,963円

今回の契約に関して「おまけ」の話

参考までに気づいたことをお伝えします。

登記印紙について

ネットで登記印紙について調べていたところ登記印紙って発行されていないということを知りました。

今は収入印紙と一元化されたんですね。


登記特別会計が2010年度をもって廃止され、一般会計に組み込まれたため、2011年4月1日以降は再び収入印紙に統合され、新規の発行は中止された。既に発行された登記印紙は当面有効で、収入印紙と組み合わせての使用も可能である。
出典:Wikipediaより 

「捨て印」について

私はめったなことでは捨て印を押しません。

例外として登記に関する書類を司法書士に提出する場合に限って捨て印を押すことにしています。

捨て印は相手方に自由に書類を「修正する権利」を与えてしまうものなので白紙委任状ほどではないにしても悪意を持ってすれば「何でもアリ!」になりかねないと考えているからです。

例えば…、

生命保険に加入した時に捨て印を求められたことがあります。

その時などはお断りしました。

先方の申込み書にはきちっと捨て印欄も印字されていましたが「もし訂正が必要になったら訂正した書類を持参して頂ければ訂正印を押します」と伝えて断りました。

今回も契約書に捨て印欄があったらお断りしたと思いますが、幸いそれはなくて司法書士さんへの書類だけに捨て印を押しました。

ちなみに司法書士さんへの書類だけ例外にしてのは、訂正が当たり前に起こりうる業務の性格、個人の免許業務であることからです。


 捨印(すていん、捨て印)とは、契約書、申込書、証書などを作成する場合において、記載の誤りを訂正する際の訂正印の捺印に代えて、当該書類の欄外に捺印する行為、または、その捺印された印影である。 書類を交換・提出した後に、相手方が訂正する事をあらかじめ承認する意思を表明するものとして扱われる。書類の書式によっては、あらかじめ捨印欄を用意しておき、そこに捺印するものもある。
出典:Wikipediaより 


契約が完了

何はともあれ、契約はほぼ完了しました。

10時30分に開始して12時に全部が完了しましたので所要時間1時間30分でした。

あとはS銀行に完済申請の書類の提出と実行日当日R銀行に出向いて契約書と支払伝票に捺印するだけで終わりです。

次の記事はコチラ

〔最終回〕
無事、融資実行されました

14回にわたってお送りする【住宅ローン借り換え実況中継】も今回が最終回となります。


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過去に住宅ローンの借り換えの経験があります。しかも2回…。金利の動向を正確に予測することなんて誰にもできませんが、その「動向」に対して『最適化』することはできます。その一つが『借り換え』だと思います。
2回目の借り換えの模様を実況中継風にお伝えしてきました。
「借り換えに必要なこととは?」
ご検討の方は是非ご参考にして下さい。

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