【会計事務所から経理職に変わって感じた違いとは…】 [会計・経理・税務]
本日、決算が終わってひと段落です。
明日は休日ですが、会社で待機して税理士さんからの質問対応です。
去年は出社はしたものの、結局何も質問もなく帰ったのですが今年も念のための出勤です。
まぁ片道2時間かけて出勤する身としてはちと悲しい面もありますが、スケジュール通りこなすためには致し方ありません。
さて、私は以前お伝えした様に会計事務所に勤務後に一般企業の経理マンとして転職して現在に至っています。
同じ、会計・経理を専門として働きますが、両者にはいろいろ違いがあります。
その中でも大きな違いを感じた一つが、決算の締切日の違いです。
私がいた会計事務所はあまり大規模な企業を関与先に持っていなかったせいもあり、決算確定の締め切りはかなり遅かったです。
まぁ、一人で3社も4社も担当しますので、仕方ない面もありますが、9月決算なら11月の中旬までに確定すれば良いという感じでした。
ただ中小企業の社長さんの大きな関心事は、『一体税金がいくらになるんだ?』ということでしたので、事前にある程度予測しても読みづらい会社の場合は早めに決算数値の確定をするようにはしていましたが…。
それに比べると経理部があるような会社では業績管理面の観点から、また上場企業又はその連結対象企業では、その後の外部報告手続きの関係から、決算確定は大分早く設定されます。
現在私たちは9月を明けて、5営業日目に決算を確定しなければなりません。
私はグループ企業の2社分の決算を担当していますが、そのうちの1社が個別原価計算を採用している関係から、結構、決算スケジュールの安定的な消化に気を遣っています。
一人当たりの業務量で言ったら会計事務所の方が格段に多く、どっちが大変か?って聞かれたら、迷わず
「会計事務所!」
と、答えますが(私の経験した会社で言えばの話ですが)、決算の要求される速さだけは一般企業ですね。
次に感じたのは、オーナー企業以外って、「あんまり税金の金額に興味がない」ってことです。
オーナー企業の社長さんは、キャッシュに直接影響をもたらす、『税額』に非常にナーバスです。
決算3ヶ月前に決算検討会などをしていましたが、税額予想は結構緊張します。
予測が狂うと何を言われるかわかりませんから…。
それに引き替え、私が勤めた一般企業では税額なんて気にする人は私しかいません。
一般企業(上場企業は別ですが…)では、評価に直結する『業績』がどうかが重要で、『業績』とは、売上総利益であったり、営業利益であったり、経常利益であり、あまり『税引き後利益』でモノを語る人はいません。
子会社は親会社に配当しますので税引き後利益も影響しますが、税金の支払額に対する関心度はオーナー社長の比ではありません。
資金繰りに窮している企業も税金は影響しますが、何故かあまりここに頭がいかない経営者が多いです。
(たまたま私がそういう企業に勤めただけかも(^_^;))
さて、企業の決算、会社によっては、『日次決算』で絞めている会社もあると聞いたことがあります。
私は月次決算するだけでも締切通り終わらせるとホッとするのですが、こういう会社の経理責任者ってどんな感じなんでしょうかね。
きっとすごい合理的な仕組みができあがっているんでしょうね。
さて、我が社の経理部の今後のスケジュールは…
『税務計算結果を決算値に反映して税引き後利益の確定』
『親会社への報告(連結情報)』
『取締役会報告・監査役対応』
『J‐SOX対応』
『株主総会準備』
『納税』
『決算公告』
『株主総会での報告』
『税務申告書の提出』
などが粛々と行われますが、決算さえ乗り切れば作業をこなしていくだけです。
もちろん間違えると大変ですけど…。
今年は勘定科目と会計処理を若干変更したので会計ソフトのマスタメンテナンスがちょっと面倒かもしれませんが、とりあえず一山超えてひと段落です。
明日は休日ですが、会社で待機して税理士さんからの質問対応です。
去年は出社はしたものの、結局何も質問もなく帰ったのですが今年も念のための出勤です。
まぁ片道2時間かけて出勤する身としてはちと悲しい面もありますが、スケジュール通りこなすためには致し方ありません。
さて、私は以前お伝えした様に会計事務所に勤務後に一般企業の経理マンとして転職して現在に至っています。
同じ、会計・経理を専門として働きますが、両者にはいろいろ違いがあります。
その中でも大きな違いを感じた一つが、決算の締切日の違いです。
私がいた会計事務所はあまり大規模な企業を関与先に持っていなかったせいもあり、決算確定の締め切りはかなり遅かったです。
まぁ、一人で3社も4社も担当しますので、仕方ない面もありますが、9月決算なら11月の中旬までに確定すれば良いという感じでした。
ただ中小企業の社長さんの大きな関心事は、『一体税金がいくらになるんだ?』ということでしたので、事前にある程度予測しても読みづらい会社の場合は早めに決算数値の確定をするようにはしていましたが…。
それに比べると経理部があるような会社では業績管理面の観点から、また上場企業又はその連結対象企業では、その後の外部報告手続きの関係から、決算確定は大分早く設定されます。
現在私たちは9月を明けて、5営業日目に決算を確定しなければなりません。
私はグループ企業の2社分の決算を担当していますが、そのうちの1社が個別原価計算を採用している関係から、結構、決算スケジュールの安定的な消化に気を遣っています。
一人当たりの業務量で言ったら会計事務所の方が格段に多く、どっちが大変か?って聞かれたら、迷わず
「会計事務所!」
と、答えますが(私の経験した会社で言えばの話ですが)、決算の要求される速さだけは一般企業ですね。
次に感じたのは、オーナー企業以外って、「あんまり税金の金額に興味がない」ってことです。
オーナー企業の社長さんは、キャッシュに直接影響をもたらす、『税額』に非常にナーバスです。
決算3ヶ月前に決算検討会などをしていましたが、税額予想は結構緊張します。
予測が狂うと何を言われるかわかりませんから…。
それに引き替え、私が勤めた一般企業では税額なんて気にする人は私しかいません。
一般企業(上場企業は別ですが…)では、評価に直結する『業績』がどうかが重要で、『業績』とは、売上総利益であったり、営業利益であったり、経常利益であり、あまり『税引き後利益』でモノを語る人はいません。
子会社は親会社に配当しますので税引き後利益も影響しますが、税金の支払額に対する関心度はオーナー社長の比ではありません。
資金繰りに窮している企業も税金は影響しますが、何故かあまりここに頭がいかない経営者が多いです。
(たまたま私がそういう企業に勤めただけかも(^_^;))
さて、企業の決算、会社によっては、『日次決算』で絞めている会社もあると聞いたことがあります。
私は月次決算するだけでも締切通り終わらせるとホッとするのですが、こういう会社の経理責任者ってどんな感じなんでしょうかね。
きっとすごい合理的な仕組みができあがっているんでしょうね。
さて、我が社の経理部の今後のスケジュールは…
『税務計算結果を決算値に反映して税引き後利益の確定』
『親会社への報告(連結情報)』
『取締役会報告・監査役対応』
『J‐SOX対応』
『株主総会準備』
『納税』
『決算公告』
『株主総会での報告』
『税務申告書の提出』
などが粛々と行われますが、決算さえ乗り切れば作業をこなしていくだけです。
もちろん間違えると大変ですけど…。
今年は勘定科目と会計処理を若干変更したので会計ソフトのマスタメンテナンスがちょっと面倒かもしれませんが、とりあえず一山超えてひと段落です。
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