【社会保険加入について】 [転職成功方程式]
大手企業に勤める場合には、少なくとも正社員で入社すれば社会保険への加入は当たり前ですが、中小零細企業では、その是非はともかくとして必ずしも、当たり前ではありません。
私は、社会保険に未加入の企業への入社をしたことがありませんが、法定で言えば加入義務のあるような会社でも未加入のままになっている会社が当たり前にあることを知っています。
まずは年金はどうでしょうか…
現在の年金は、その運営に様々な歪が生じ、国民の多数の人が不安を持っています。
例えば、私たちの世代が65歳で年金が受給できるのはかなり怪しくなってきています。
厚生年金は会社の給与天引きですので納付を拒絶することは難しいですが、自主的に納付する国民年金は平成23年度は過去最低の納付率58.6%となっています。
若年層は少ない賃金の中、当てにできるかわからない年金など払いたくない、場合によっては、払いたくても払えないなんていう人もいるかもしれません。
それでは、いっそのこと社会保険未加入の企業に勤めて、国民年金も未納にして手取りを増やした方が良いのでしょうか…
確かに国民年金の対して月額約1万5千円の保険料に対して、厚生年金は月額給料(月額報酬)の16.412%の半分を個人負担、半分を会社が負担します。
仮に月額報酬が20万円なら、1万6千5百円というところです。
しかも9月からはこの料率が16.766%に上がりますし、平成29年まで段階的に上がることは、既に法律で決まっていることはご存じの方も多いですよね。
確かに、若い人にとっては、年金がもらえるのは遠い未来で、もらえるかどうかも当てにならないなら、手取りが多い方がいいと思うのも無理ありません。
正直なところ、私もできることなら払いたくないと思います。
しかも支給開始年齢が70歳になったら私は生きているかどうかも怪しいです…。
ただ、さすがに法律を犯してまで国民年金の納付義務を踏み倒そうとは思いませんので、厚生年金の方が有利だとは思っています。
もちろん、どうなるか不透明感はぬぐえませんが、それでも同じ条件なら労使折半になっている厚生年金の方が有利ではないかということがひとつあります。
もらえるかどうかはわかりませんが、もらえた場合は多いことは間違いないでしょうから…。
しかしそれ以外にも大きな利点があります。
遺族年金制度です。
私にもし万一の時があれば、妻には遺族年金が支給されます。
国民年金のみであれば、子供二人の我が家では年額約120万円ですが、厚生年金に加入していれば、その納付実績に応じて更に上乗せが支給されます。
詳しくは年金機構のホームページ参照
しかも国民年金のみですと、18歳未満の子供がいなくなれば、無支給となります。
私は、かつて会計事務所に勤務していた頃、自分の生命保険を見直す時に遺族年金がいったいいくら支給されるのかのシミュレーションをしてみました。
その支給カーブと子供の教育費や生活費のかかる将来累計値をエクセルのグラフにして必要な保険を検討しました。
当時出始めの「逓減定期保険」が最も合理的だと判断して加入しました。
今もその保険でのみ、補償としています。
保険料が安いので、その分貯蓄していざという時の資金に回せます。
生命保険は長いスパンに対する補償なので必要な金額は将来の累積で年々減っていくことに着目しないと、必要なものと補償しているものがミスマッチとなってしまいます。
この生命保険料のうち、遺族年金で賄える部分は保険料の減額という形で支出を抑えることができます。
(詳しい年金のことは、年金機構のホームページをご参照ください)
健康保険についてはどうでしょうか…
健康保険は保険料が組合管掌か、政府管掌かによりますし、国民健康保険も住んでる自治体によって算定方式が違うため住所と勤務先によって有利不利が変わりますので簡単には論じられませんが、一般的には、扶養家族が多い人は健康保険が、単身若年層は国民健康保険が有利なようですね。
さて、余談ですが…
ちなみに我が家では昨年妻が入院しました。
脳の血管が詰まって、一時は死をも覚悟しなければならない危険な状態でした。
手術はしませんでしたが、治療は高額になります。
しかしながら、健康保険は1カ月8万円以上かかった場合は基本的に残りの部分は保険で補てんしてくれます。
4か月目からは4万円ちょっとを超えた部分を補てんしてくれます。
私はこんな仕組みになっているなんて知りませんでしたが、実際に自分の身に降りかかってみるととてもありがたい制度だと感じました。
(国民健康保険の場合の例はこちらを参照)
妻には医療保険もかけていたので、結局のところさほど自己負担なく先進的な医療を受けることができました。
アメリカなどでは医療費の自己負担はすごく高いと聞きます。
日本は健康保険に加入していれば、少ない金額で医療を受けることができる国だと感じました。
たぶんどこの市町村も制度があると思いますが、私の市は中学生までは1回200円の自己負担で医療が受けられます。
とかく批判の的になるような話題しか社会保険制度を語られることがない昨今ですが、恐らく世界の中でも日本はかなり「医療を受ける」ことに恵まれた国の気がしています。
(ただ、その分財源を圧迫して「どうしよう…」ってことになっているのかもしれませんが…)
我が家では幸い1ヶ月程度の入院と、半年程度の療養で普通に生活できるようになり医療費の負担も今はなくなりましたが、難病と立ち向かう人などには、医療費の負担軽減はどれだけ助けになるか…。
(でもそのような人たちにはそれでもきつい現状があったりするかもしれませんが…)
実際、妻の血管の詰まりは薬の投与で完全ではありませんが、ほぼ正常な流れに戻すことができましたが、今もその原因はわかりません。
(結果オーライということです)
一時は、主治医の先生から、「シェーグレン症候群」という聞いたこともない難病が原因かもしれないと言われました。
私はネットなどで調べまくりました。原因もはっきりしない、治療法もはっきりしない、難病だとわかり目の前が真っ暗になりました。
検査の結果、その疑いは無くなりホッとしましたが、血管の詰まりは今も原因不明なわけです。
きっと、このシェーグレン症候群という病気と闘っている人もいると思います。
そんな人たちにもありがたい制度であったらいいと思います。
さて、生命保険の話も出たのでついでに、個人でかける医療保険についてもひとこと…。
医療保険も補償金額を手厚くすると保険料が高くなるので、貯蓄でカバーできる金額、高額医療の健康保険でカバーできる範囲などをよく検討して、加入すると無駄が省けるかもしれませんので、ご検討を…。
(なんだか、ずいぶん脱線してしまいました…)
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私は、社会保険に未加入の企業への入社をしたことがありませんが、法定で言えば加入義務のあるような会社でも未加入のままになっている会社が当たり前にあることを知っています。
まずは年金はどうでしょうか…
現在の年金は、その運営に様々な歪が生じ、国民の多数の人が不安を持っています。
例えば、私たちの世代が65歳で年金が受給できるのはかなり怪しくなってきています。
厚生年金は会社の給与天引きですので納付を拒絶することは難しいですが、自主的に納付する国民年金は平成23年度は過去最低の納付率58.6%となっています。
若年層は少ない賃金の中、当てにできるかわからない年金など払いたくない、場合によっては、払いたくても払えないなんていう人もいるかもしれません。
それでは、いっそのこと社会保険未加入の企業に勤めて、国民年金も未納にして手取りを増やした方が良いのでしょうか…
確かに国民年金の対して月額約1万5千円の保険料に対して、厚生年金は月額給料(月額報酬)の16.412%の半分を個人負担、半分を会社が負担します。
仮に月額報酬が20万円なら、1万6千5百円というところです。
しかも9月からはこの料率が16.766%に上がりますし、平成29年まで段階的に上がることは、既に法律で決まっていることはご存じの方も多いですよね。
確かに、若い人にとっては、年金がもらえるのは遠い未来で、もらえるかどうかも当てにならないなら、手取りが多い方がいいと思うのも無理ありません。
正直なところ、私もできることなら払いたくないと思います。
しかも支給開始年齢が70歳になったら私は生きているかどうかも怪しいです…。
ただ、さすがに法律を犯してまで国民年金の納付義務を踏み倒そうとは思いませんので、厚生年金の方が有利だとは思っています。
もちろん、どうなるか不透明感はぬぐえませんが、それでも同じ条件なら労使折半になっている厚生年金の方が有利ではないかということがひとつあります。
もらえるかどうかはわかりませんが、もらえた場合は多いことは間違いないでしょうから…。
しかしそれ以外にも大きな利点があります。
遺族年金制度です。
私にもし万一の時があれば、妻には遺族年金が支給されます。
国民年金のみであれば、子供二人の我が家では年額約120万円ですが、厚生年金に加入していれば、その納付実績に応じて更に上乗せが支給されます。
詳しくは年金機構のホームページ参照
しかも国民年金のみですと、18歳未満の子供がいなくなれば、無支給となります。
私は、かつて会計事務所に勤務していた頃、自分の生命保険を見直す時に遺族年金がいったいいくら支給されるのかのシミュレーションをしてみました。
その支給カーブと子供の教育費や生活費のかかる将来累計値をエクセルのグラフにして必要な保険を検討しました。
当時出始めの「逓減定期保険」が最も合理的だと判断して加入しました。
今もその保険でのみ、補償としています。
保険料が安いので、その分貯蓄していざという時の資金に回せます。
生命保険は長いスパンに対する補償なので必要な金額は将来の累積で年々減っていくことに着目しないと、必要なものと補償しているものがミスマッチとなってしまいます。
この生命保険料のうち、遺族年金で賄える部分は保険料の減額という形で支出を抑えることができます。
(詳しい年金のことは、年金機構のホームページをご参照ください)
健康保険についてはどうでしょうか…
健康保険は保険料が組合管掌か、政府管掌かによりますし、国民健康保険も住んでる自治体によって算定方式が違うため住所と勤務先によって有利不利が変わりますので簡単には論じられませんが、一般的には、扶養家族が多い人は健康保険が、単身若年層は国民健康保険が有利なようですね。
さて、余談ですが…
ちなみに我が家では昨年妻が入院しました。
脳の血管が詰まって、一時は死をも覚悟しなければならない危険な状態でした。
手術はしませんでしたが、治療は高額になります。
しかしながら、健康保険は1カ月8万円以上かかった場合は基本的に残りの部分は保険で補てんしてくれます。
4か月目からは4万円ちょっとを超えた部分を補てんしてくれます。
私はこんな仕組みになっているなんて知りませんでしたが、実際に自分の身に降りかかってみるととてもありがたい制度だと感じました。
(国民健康保険の場合の例はこちらを参照)
妻には医療保険もかけていたので、結局のところさほど自己負担なく先進的な医療を受けることができました。
アメリカなどでは医療費の自己負担はすごく高いと聞きます。
日本は健康保険に加入していれば、少ない金額で医療を受けることができる国だと感じました。
たぶんどこの市町村も制度があると思いますが、私の市は中学生までは1回200円の自己負担で医療が受けられます。
とかく批判の的になるような話題しか社会保険制度を語られることがない昨今ですが、恐らく世界の中でも日本はかなり「医療を受ける」ことに恵まれた国の気がしています。
(ただ、その分財源を圧迫して「どうしよう…」ってことになっているのかもしれませんが…)
我が家では幸い1ヶ月程度の入院と、半年程度の療養で普通に生活できるようになり医療費の負担も今はなくなりましたが、難病と立ち向かう人などには、医療費の負担軽減はどれだけ助けになるか…。
(でもそのような人たちにはそれでもきつい現状があったりするかもしれませんが…)
実際、妻の血管の詰まりは薬の投与で完全ではありませんが、ほぼ正常な流れに戻すことができましたが、今もその原因はわかりません。
(結果オーライということです)
一時は、主治医の先生から、「シェーグレン症候群」という聞いたこともない難病が原因かもしれないと言われました。
私はネットなどで調べまくりました。原因もはっきりしない、治療法もはっきりしない、難病だとわかり目の前が真っ暗になりました。
検査の結果、その疑いは無くなりホッとしましたが、血管の詰まりは今も原因不明なわけです。
きっと、このシェーグレン症候群という病気と闘っている人もいると思います。
そんな人たちにもありがたい制度であったらいいと思います。
さて、生命保険の話も出たのでついでに、個人でかける医療保険についてもひとこと…。
医療保険も補償金額を手厚くすると保険料が高くなるので、貯蓄でカバーできる金額、高額医療の健康保険でカバーできる範囲などをよく検討して、加入すると無駄が省けるかもしれませんので、ご検討を…。
(なんだか、ずいぶん脱線してしまいました…)
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安心 できるということは 大きいことですね
by ハマコウ (2012-08-15 06:23)
ハマコウさん、おはようございます
安心して暮らしたいものですね。
by はる (2012-08-15 08:50)