【面接官は立ち向かうべき敵ではない ~経理管理職の転職13~】 [私の転職活動]
書類選考突破のその次は…
立て続けにやってくる『不合格通知』。
たまには『合格通知』が見たいよう~、って思っていたら…
3月16日、待望の合格通知が来ました!
FD社は、健康食品を売る会社。
応募の前にホームページなどで調べて、
『一押し!のドリンク』
が売れ筋商品だということは知っていました。
調べれば、調べるほど、ちょっと怪しい感じです。
ネットでは、『マ〇チ』と言われている模様です。
うーん、どうしたもんかな?
正直、「やっぱり、こういうちょっと怪しい案件しか、ひっかからないのか…」
っていう気持ちになりましたが、この時期は不合格続きで、とにかく
「前に進む案件が欲しかった」
という精神状態でもありました。
ここは前向きにメンターの言う、
「とにかく『合格通知』をゲットすること!」
の、教えに従うことにしました。
面接もあんまりやっていないと、本命の企業で実力が発揮できないかもしれないし、予行演習も兼ね、また運試しだと思って面接を受けることにしました。
とにかく準備は万端にして臨みました。
面接は先方オフィスの応接室でした。
オシャレな感じのオフィスで応接室も立派です。
対応はまず、年配の総務部長さんでした。
一般的な面接が行われ、一通り終えたところで会社のご紹介を受けました。
マ〇チ的な会社だと言われていることも特に隠す風でもなく、あっけらかんとしていました。
「うちは、女性の幹部が多くてねぇ、女性上位だから…男の俺たちはちょっと肩身が狭いんだよね、あはは」
ってな感じです。
その後、多忙な経理ご担当の部長さんが現れました。
会議を抜け出してきた感じで、お忙しそうでした。
ただ、とても理知的で物腰もソフトな中に重厚感があるような、「やり手」な印象です。
経理の話もわかりやすく説明してくれて、どこの会社でも悩みとなっている点、女性の経理担当を指導して未整備な点を引っ張っていってくれる人材をさがしているとのこと。
会社や業種はちょっと腰が引けてしまいますが、この上司の下で働いてみたいなって思わせる雰囲気でした。
経理の仕事って、どんな業種でも共通するものがあるので、そこで働く人たちと何か通ずるものを感じるんですよね。
特に私も体験したような苦労を大抵の方の口から語られるので、すごく共感しやすいという側面があると思います。
そして面接のなかで私の仕事の体験などを話すと、同じように共感してくれる方が多いように感じます。
会社が違っても短時間で同じような苦労をした『同胞』のような連帯感が生まれると言いますか…
裏を返すと、こんな感じで話が進むと面接での好感触が得られるとも言えるでしょう…。
私の面接のパターンは、大抵こんな感じです。
人事・総務の方には、ソツない回答、経理の現場の方には、『いかに共感を持って話を聞き、話をできるか』を重視(というか自然にそうなるのですが…)。
単純に面接で共感できると嬉しい気持ちになります。
一緒に努力して改善していきたいって思える人だと話も弾みます。
これってどんな職種にもあると思うんですよね。
技術者みたいな方なんか特に『その道のプロ』ならではの話に花が咲けば、印象は強くなりますよね。
自分のスキルや経歴を披歴することよりも、『どうやったら、この人から共感を得ることができるか…』に力を注いでみること…試してはいかがでしょうか?
そのためには、やっぱり
「人を好きになること」
が大事だと思います。
面接をしてくれる人は、決して
「立ち向かうべき敵」
ではありません。
もしその会社に入ったら、
よきアドバイザーであり、理解者になってくれうる、
『味方』
だという気持ちでお話をすること…大事ではないでしょうか…
「攻略」とか「戦略」とか、そんなものよりも面接で「一緒に働きたい人」や「働いてみたい職場」を探してみる感じ…
ということで、私は結構この経理部長さん、好きになってしまいました。
この人が言ってるように、未整備の部署を立派にするための一員として働きたいって思いました。
その思いがとてもよく伝わってきたのです。
面接は割と良い雰囲気で終了し、後日、人材紹介会社から結果を通知するということで引き揚げました。
とにかく吉報を待つことにしました。
それでは、次回をお楽しみに…
シリーズ
〔経理管理職の転職〕
〔経理管理職の転職〕
経理課長として勤務していた企業がリーマンショックの影響をもろに受け転職を余儀なくされ立ち向かった経理マンの転職の記録
〔15〕
人材紹介会社の担当者次第でうまくいかないこともある…
人材紹介会社の担当者次第でうまくいかないこともある…
確かに買い手市場のこの時期、求職者に主導権がないので大抵のことは飲みますが、これから入る会社の給料を「セリにかけられるような真似」をされて「はいそうですか」とホイホイ応えられません。
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